- 2008-12-03 (水) 23:51
- 本
『新規事業がうまくいかない理由』を読みました。
起業や新規事業立ち上げの本はたくさんありますが、本書は、「企業内起業」に特化してかかれた、新規事業立ち上げの本です。背水の陣で立ち上げる起業とは違う、「企業内起業」なりのポイントがうまくまとめられていて、非常に参考になる本でした。
新規事業を立ち上げるまでの、具体的な作業やその進め方、そして最初の心構えの部分は、以前に読んだ『新規事業の立ち上げ方』が役に立つと思います。
本書が参考になるのは、企業内起業を行う前の「そもそも論」の部分。特に、第1章の「新規事業従事者の陥りがちな五つの罠」と、第2章の「会社が陥りがちな七つの罠」は、痛烈すぎるほど参考になります。
例えば、第2章の「会社が陥りがちな七つの罠」の項目を挙げてみると、
1. 成功が前提となっている
2. 撤退の際のルールが明確になっていない
3. 目的や意味が違う新規事業を一般化しようとする
4. 意思決定に多くの人がかかわり過ぎる
5. 既存事業のルールや評価基準を適用する
6. メンバーに二軍を投入する
7. はじめれば何とかなるだろうと思っている
という感じです。
冒頭の部分で、著者自身が、本書はマニュアルのようにするのではなく、第一弾の本として、読みやすく理解しやすいものを目指して、細かく書くのはやめたと書いているように、第3章の立ち上げに関する部分では、もう少し体系的に、詳しく知りたいと思う部分もありました。
しかし、そのような「ハウツー」の部分は、本書以外の本からも学ぶことができるので、そこは目をつぶったとしても、最初の2章を読むだけでも価値がある本だと思いました。
実際に自分がやる場合や、自分がその支援をする場合でも、事業を立ち上げるにあたっての覚悟を決める意味で、必要なことが書かれていると感じました。
企業内起業の「現実」を垣間見ることができる、貴重な一冊だと思います。
新規事業がうまくいかない理由
坂本 桂一
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Comments:1
- 別所諒 08-12-09 (火) 18:04
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はじめまして。
別所諒と申します。とても渋いセレクトですね。
知らなかった本とかも紹介してあり、
参考になりました。ありがとうございます。
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