『ビジネスはSOAで変革する』を読みました。
最近IT系のニュースなどで良く目にするSOA。日経コンピュータ 特別版 IT基本用語100あたりの解説を一部引用すると、SOAとは
Service Oriented Architecture(サービス指向アーキテクチャ)の略。システム全体を「サービス」と呼ぶ部品の集合体とみなす考え方のこと。関連性のある複数のプログラムやコンポーネントを、「サービス」として部品化する設計思想を指す。それぞれのサービスの独立性を高め、システムに変更の必要が生じた際の影響範囲を極力抑えることを目指す。
と定義されている。
今日紹介する『ビジネスはSOAで変革する』は、そのSOAに関する入門書中の入門書と言って良いかもしれない。ページ数も少なく、文体も読みやすい。
現代のビジネスは戦略の違いだけではなく、商品やサービスをどれだけ早く市場に投入できるかで勝敗が決まってしまう可能性があるとして、そういう時代に合ったのシステム開発手法としてSOAがあると筆者らは言う。
この本の副題に「インターネット時代のフォード革命」とあるように、この本ではSOAをフォード革命になぞらえています。それはフォード革命にもSOAにも共通している考え方が「標準化」と「部品化」にあるからだと言います。この2つに加えて「再利用」というキーワードを加え、SOAの説明をしています。
SOAを実際に活用した事例や、技術的な説明はなく、全体を通して「SOAとは何なのか?」「なぜ今SOAが必要なのか?」という説明にとどまっています。詳しくは『SOA サービス指向アーキテクチャ』か日本BEAシステムズ株式会社のサイトを見てねということになっています。
というわけで、SOAの詳細を知りたいという人には物足りないかもしれませんが、SOAの入門書としてはわかりやすい良い本だと思います。尚、あまりIT用語に慣れていない方は、この本の後ろに「Webサービス」や「EA」、「ERPのビッグバンアプローチ」などのキーワードが解説されていますので、これを読んでから本文を読むとわかりやすいかもしれません。
☆これも読んでみたい
・『SOA サービス指向アーキテクチャ』
・『基礎からわかるSOA』
・『エンタープライズサービスバス―ESBとSOAによる次世代アプリケーション統合』

