- 2006-12-01 (金) 23:57
- 本
『「超」整理法〈3〉タイム・マネジメント』を読みました。
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「超」整理法〈3〉タイム・マネジメント 野口 悠紀雄 中央公論新社 2003-09 |
あっという間に12月ですよ。時間が経つのも早いし、来年の手帳も用意しなくちゃいけない。そういうタイミングなので、こんな本も良いだろうと思って読みました。
この本は元々1995年に出版された『続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法』を元に、加筆したもの。10年以上経った今としては目新しさがないかもしれないし、実際にAmazonの書評はそういう意見が多くて、あまり評価も芳しくない。
たしかに目新しいことは少ないかもしれないけど、この本で彼が一番言いたかったのは「時間を可視化しろ」ということ。最近の流行りで言えば「時間の見える化」をしなさいということ。そして、それを知ることができたという意味で、この本を読んだ価値はあったと思う。
例えば、この本の最初の方でアナログ時計とデジタル時計の対比を使って、時間を「見る」ことの大切さを説いていて、そこからいくつか具体的な方法を示している。そこで、自身が開発した手帳である「超」整理手帳の話が出てくるから、読んでる方は「なんだ、宣伝かよ」となってしまう。そう思う気持ちはわかるし、実際に自分もそう思った。
ただ、大事なのは当然「超」整理手帳を使うことではなくて、自分が使っているどんなシステムでもないから、自分の時間を「見える」ように工夫し、そして何よりも”意識”をするということなんじゃないかと思う。
この本を読んでいると確かに「超」整理手帳は良さそうだなぁと思ってしまう。ただ、自分は使ったことがないし、今後も使わないだろうから実際のところはわからない。わからないながらにも言ってしまうと、「超」整理手帳だって、他の手帳よりは良い点はあるかもしれないけど、万能じゃないだろう。それに他の手帳にだって、時間を「見える」ようにすることができないわけじゃない。
だから、「結局、「超」整理手帳の宣伝じゃん」と言うのは簡単だけど、「じゃあ、自分の今使っている手帳で時間を「見える」ようにするにはどうしたら良いかな?」と考える方がずっと良いと思う。というのも、今までの手帳の使い方の中で「時間を見る」ということを意識していなかった人の方が多いだろうから(自分は意識的にはやってなかった)、それを意識するだけで大きく変わるのではないかと。
それにこの本には「10年計画表」という(少なくとも自分にとっては)強烈なアイデアが紹介されていて、自分はこのアイデアを知っただけでも580円はかなりお得だったなと思う。「10年計画表」というのは、こんな感じのものだ。一部抜粋。
計画表といっても、具体的な計画を書くわけではなく、自分と家族の将来年齢を書くだけだ。(中略)この作業は、一分間もあればできる。しかし、出来上がった表を見れば、多くの人は、その意味するものの大きさに、考え込んでしまうに違いない。なぜなら、この表には、あなたの持ち時間がはっきりと示されているからだ。人生が有限であることは誰でも知っている。しかし、それは、頭の中の抽象的な概念として存在していただけだ。いまの作業で、それが目に見えるものとなる。
サンプルが本書に載っているので、実際に見てもらった方が良いと思いますが、Excelを使えば本当に簡単に作れる表です。
実際に自分も、自分の年齢と家族の年齢を書き出して、しかも30年分も書いてみましたが、本当に強烈です。これが、時間を見ることの威力なのかと。上で野口氏も書いていますが(関係ないですが、読点多いですね、野口氏)、人生が有限であることを見せつけられる表です。
最後に。
これを読んで、もうこの手の類の本は十分だなぁと思いました。(既に十分だろと言われそうですが…)
というのも、この「時間を見る」というのは、最後に書いた通り、イコール「自分の人生が有限だと意識する」ことにつながるんですね。おちまさとも同じようなことを言っていますが(この文章はそこまで面白くなかったのですが)、結局、こういうことを突き詰めていくと、「時間管理」を超えて『7つの習慣』とかそういうところに行き着くんでしょうね。
つまり、細かい単位の時間を意識して、それを大切にすることも大事なんですが、同時に、もっと人生を長いスパンで捉えて、そこで自分が何をやっていきたいのかということを念頭に置き、しかもその人生は有限なのだと意識をして過ごしていくことになるのでしょう。
こういうところまで考えるきっかけになったという意味で、自分はこの本は良い出会いでした。同時に、細々とした時間管理のテクニックみたいのはもう十分かなぁとも(今更ながら)思いました。
そういえば、過去にこんなことも書いていました。
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Comments:2
- shigeya 06-12-02 (土) 11:15
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僕も、この本を読んだあたり(文庫版が出た頃)から、もう方法論はいいや、自分でやろーと決めて、ひたすらExcelで時間割してました。30分単位で色つけて、何に時間つかってるか図示して。だいたい2週間先まで、30分単位でこのころは、こんな時間のつかいかたをしようと決めてやってました。まぁ、守れないんだけど、気持ちを決めるのが重要だったなぁ。あと、その日のうちに、だいたい更新して、実際に行動した状況に合わせてなおして、レビューもしてた時期もあるけど、大変だったので長続きせず。一度分析するのは重要でしょうけどね。
表は、もちろん、24時間(30分単位)で作っていたんですが、驚くほど寝てる時間も多いんだけど、比率でみると、驚くほど移動時間が多かったり、発見は多かったです。Excelで30分単位(たて)横に日とやると、1年分作れないのが痛いです。(横方向は255セルしか作れないから)
いまは、iCalで基本スケジュール管理していて、週間予定を週末にGoogle Calendarに移して、そこで計画するようにしてます。いまのところ、1週間単位の細かい(粒度は3時間単位ぐらいかなぁ)予定と、3ヶ月分の1ヶ月表示のカレンダーの印刷みながら、あたりをつけてます。いまは、そのぐらいの精度で十分なので。。
- arai 06-12-06 (水) 8:51
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コメントありがとうございます。
やはり読みましたか。Excelでやってたんですね、分析。やはり一度分析すると発見が多いでしょうね。
自分もやってみようと思います!
