少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。(徒然草第52段)
先日、久々にとある経営者の方と神楽坂のメゾン・ド・ラ・ブルゴーニュでお会いした。去年は少しだけメールで挨拶程度はしたものの、実際にお会いするのは5年ぶりくらい。本当に久しぶりだった。
実際にお会いする前は、久々にお会いして、どのような話になるのだろうと思っていたが、実際はとても盛り上がり、楽しい時間だった。
その人と初めて会ったのは学生の頃。その頃は、院を出ても就職するつもりはなく、かといって大学に残ってやっていけるかどうかも想像がついていない時期で、漠然と「どうにかなるだろ」と思いつつ、不安を感じていた頃。しかも、「どうなっても、ここのバイトを続けていればいいや」と思って務めていた翻訳会社が買収され、アルバイトが全員首になってしまった。(ちなみにその会社は更に別の会社に買収されてしまっている)
そんな時期にその経営者の人の話を聞いていると、非現実的で、楽観的な話のような気がして、現実味を持って話を聞けず、そして少しずつ疎遠になってしまっていた。
先日、久々にお会いして話を聞くと、とても勝手ながら、納得して話をできる部分も多くなっていた。そして、お互いに共通している部分が多く、「ここは譲れない」という部分が似ていたことに気づいた。
「先達はあらまほしき事なり」というのは、ほとんどの人が知っているような徒然草の一節。ただ、「先達の言葉を受け入れる、素直さが必要」だなぁと、今回再開して気づいたことでした。
