『ひらめき脳』を読みました。
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ひらめき脳 茂木 健一郎 新潮社 2006-04-15 |
最近はビジネス書が多かったので、たまには違う種類の本も。
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でのコメントや、茂木氏の「クオリア日記」を読んで面白い人だとは思っていたけど、著作を読んだことがなかったので今回初めて読みました。
他の著作は読んだことがないのでわかりませんが、この『ひらめき脳』は茂木氏の著作の中でも一番最初に読むのに適しているかもしれませんね。
アハ!ピクチャーやアハ!センテンスを使って「アハ!体験」を体感し(ここからも同じような体験ができます)、そこから茂木氏が研究している脳科学の研究について「ひらめき」という観点から解説しています。
リラックスとひらめきの関係、ど忘れとひらめきの関係、セレンディピティとひらめきの関係など、何となく知っていることとひらめき、つまり脳との関係を知ることができて面白かったです。その他にも、知識を詰め込んでおくことがひらめきの準備になるというところは、自分が昔書いた「丸暗記は大切だ」に通じるところがあって参考になりました。
最近は、とにかく自分が今まで知らなかった部分の知識を詰め込んでいるところですが、そうやって脳に材料を与えてやって、脳が自発的に機能してくれて、そのうち訪れるひらめきを待つというプロセスにとって必要なことなんだと改めて認識できたのが良かったです。
ちなみに、茂木氏のテレビでのコメントやblogを読んでいて、この人って、自分のやっていること、自分が興味があることを本当に楽しんでやっている人だなぁという印象を持っていたんですが、あとがきにこんなことが書いてありました。
また、私は人生というものを愛していると自負していますが、「ひらめき(アハ!体験)」を通して人生をもっと愛する、というコンセプトは絶対に外したくありませんでした。
これは、今まで彼の書いた本は小難しいと言われてきた中で、今回の本を書くにあたってのコンセプトについて書いている部分なのですが、茂木氏の人となりがわかるような一文でした。
とてもわかりやすく、また誰もが興味を持てるように書かれていて、しかも分量も多くないので、脳について、あるいは茂木氏について興味がある人は読んでみて損はないと思います。

