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2005-04

『理解する技術 情報の本質が分かる』

  • 2005-04-27 (水)

理解する技術 情報の本質が分かる』を読みました。

rikai.jpg

「分かりやすい説明」の技術』や『「英語オンチ」は絶対なおる!』などの著作がある藤沢晃治氏の新刊。

・藤沢晃治の頁
http://www.fkohji.com/pc-top.htm

認知心理学や学習心理学の基礎的な部分などを、とてもわかりやすくコンパクトにまとめた本という感じです。「勉強」の基本を学ぶ意味ではとても役に立つ本だと思います。

ただし、Amazonの書評でも書かれているように、目新しいことが少ないことは確か。この手の話に関心がある人は、もしかすると知っている内容が多いかもしれません。とはいえ、氏の経験も踏まえ、氏の言葉でわかりやすくまとまっているので、知識を整理する意味で読んでみるのも良いでしょう。読みやすいのですぐに読み終わります。

改めてなるほどなと思ったのは、アウトプット主義ということ。これは、山本さんも『30歳からの成長戦略』などで強調していることだけど、確かに大切。特に仕事関連で勉強をする、あるいは情報収集をするといった場合、それは単に頭の中に知識を詰め込めば終わりというものではなく、その先にほぼ必ずアウトプットの機会が待っているはず。なので、アウトプットを意識して読めば、効率よく情報は収集できる。

日々大量のインプットを処理しきれず苦労している人や、もう一度勉強の基礎をおさらいしたい人にお薦めの1冊です。

生きるということ

今朝も通勤のため電車に乗る。

電車の中ですることといったら、眠気をこらえてみたり、駅に着くたびに目の前で座っている人が降りやしないかと期待してみたり、本を読んでみたり、今日の仕事をシミュレーションしてみたりすることくらいか。少なくとも乗っている電車が事故を起こすのではないかと手すりに必死につかまることは、ない。

尼崎・列車脱線事故から1日が経った。既に死亡者は70名を超えているようだ。ニュースを追っていると、案の定と言うべきか、こんな事実が発覚した。

・asahi.com: 脱線列車オーバーラン、本当は40メートル うそ報告か - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0426/OSK200504260049.html?t

この業界のことはわからないので正しくはないかもしれないが、まだまだ経験が少ない運転士が快速電車を運転するというのはどうなんだろうか。普通列車に比べてスピードも出る。通過する駅もあるので、判断力も通常以上に必要になるだろう。それも、ラッシュ時は過ぎているとはいえ、まだまだ人がたくさん乗っている時間帯だ。この時間に、この列車を、経験の少ない運転士が運転しなければいけない理由は何なのだろうか。

おまけに過去に100メートルオーバーランしている。今回も40メートルだという。素人にはわからない部分もあるが、本来止まるべき部分から100メートル過ぎてしまうというのは、大問題なのではないだろうか。ミスという言葉で済まされる状況ではない気がするが。いずれにせよ、70名以上の尊い命を奪ったというのは、あまりにも重い。

この事故が起こる前に、『31歳ガン漂流』の著者である奥山貴宏氏が亡くなった。奥山さんのことはネットを徘徊していた際に知り、その後、私には夢があるのカルチャーセミナーでの評判を聞いて興味を持った。

奥山さんは、31歳でがん告知、余命2年の宣告を受けている。その後、小説の執筆などに取り組んでいくのだが、彼のblogを読んでいると、余命幾ばくもない人の悲壮感のようなものは、あまり感じられなかった。

その奥山さんの最後のエントリーはこれだ。

・adrift: 小説
http://www.publiday.com/blog/adrift/000719.html

このエントリーを読んだのは、彼が亡くなった後なのだが、言葉が出なかった。やっとのことで出た言葉は「そりゃ、そうだよな」という言葉。

何の深みもない物言いだが、誰だっていつかは死ぬが、死ぬために生きているわけじゃない。生きていれば文句はあるだろう。仕事で愚痴りたくなるときもあれば、人間関係で憎まれ口のひとつでもたたきたくなるときもある。

でも、ぶつぶつ言う暇があるなら黙って生きろ。

はてなブックマーク

次々とユニークなサービスを連発しているはてなのサービス、はてなブックマークを使い始めました。自分のブックマークも「ネット積ん読」という名前で公開しています。

・はてなブックマーク - ネット積ん読
http://b.hatena.ne.jp/stylishidea/

重宝しているのは、注目のエントリー。注目されているエントリーの一覧を見ると、はてな利用者の特性が出ているような気がして面白い。例えばlivedoorなんかで同じことをやったりすると、注目されるブックマークは全然違うんだろうな。

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銀座zetton 焼酎の会

今日はいつもお世話になっている銀座zettonで焼酎の会を主催。

zetton.jpg
※写真はever-changing life: ショウチュウ@Zettonから拝借。

いやぁ、本当に楽しい会になりました。理想通りの会。

今まで色々な分野で集まりを主催したり、仕切ったりということをやってきました。決まったテーマの元に定期的に集まって活動する。たしかにそれは大切なことだし、そのうちいくつかは今でもやっているものもあります。

ただ、今年はそれとは少し趣を変えて、形がきっちりしてないものから何かを生み出すという実験をしたいと思っていて、昨日の会はそのひとつ。始まりも終わりもきちっとしたものではなく、ぱらぱらと人が集まり、ぱらぱらと散会。会の最中も、自己紹介の時間を取るわけでもなく、きちっと席を決めるわけでもなく、隣に居た人同士が自然と話だし、疲れたら座り、お代わりしたくなったら立ち上がり、酒を片手に歩き回るという感じ。

ねらい通りのゆるい空気がとても楽しかった。意図的に、誰かと誰かをマッチングさせようとか、人脈を拡げようということはしていなかったけど、会が終わる頃には、あの空間にいた人が、なにかぼんやりとした一体感を持ち帰っていってくれたような気がするし、自分はそう感じた。

この会がこうして成功できたのも、銀座zettonのスタッフの皆さんのご協力があってのこと。本当にありがとうございました!

またやりたいね、ああいうの。

プラネタリウムが欲しい

Amazonをうろついていたら、またまた欲しいものを見つけてしまった。

homestar.jpg
Amazon.co.jp: おもちゃ&ホビー: 家庭用星空投影機「ホームスター(HOMESTAR)」 コスモブラック

これは家庭用のプラネタリウムで、Amazonの解説によると「ランダムに星が流れる「流れ星機能」や、全天が約6分で一周する「日周運動機能」などを搭載し、実際のプラネタリウム並みの星空体験が自宅の一室でできる」とのこと。うむむ、これは欲しい。

そして、このプラネタリウムを作ったのが大平貴之氏というのが惹かれる。大平さんといえば『プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星』をざざっと読んで「すげぇ」と思った記憶がある。(ちなみにこの本の書評で山形浩生氏が珍しく良い評価をつけている)

・プラネタリウム・メガスター・大平貴之さん
http://www.niyoniyo.net/vol13/hitolibrary/ohira/ohira.htm

最近でこそ時間がなくて星を見る機会もないが、小学生の頃は星図を片手にねだって買ってもらった反射望遠鏡で毎夜夜空を眺めていた。ひと頃の愛読雑誌が「月刊天文ガイド」で、小学校4,5年の頃は横浜こども科学館に通い詰めていたっけ。

何かのきっかけでぱたっと夜空を見る機会がなくなっちゃったけど、これを見て血が騒いできた。

ちなみに、発売予定日が7/7っていうのは洒落てるなぁ。

環境と想像力

例によって過去日付エントリー。

自分の親友がblogをはてなに移動したようだ。

・kenyamの日記:wah-wah pedal
http://d.hatena.ne.jp/kenyam/

前々から彼とは「はてなは面白い!」という話をしていたが、ついに本格的に使い始めたようだ。そして、今まで某社のサービスを使ってやっていた時よりも、心なしか生き生きとしているというか、彼らしさが大いに出ている気がする。これは、きっと、はてなという環境が大きいのかもしれない。

「環境が変われば自分も変わる」みたいな安易な発想は好きではないし、現に自分自身、大学を変わった際に「環境が変わったからといって、救われるわけじゃないんだな」ということを身に染みて感じた。とはいえ、環境がその人に与える影響はあることは否定しない。(影響の大小はあるだろうけど)

友人の場合、それが良い方向に作用してるんじゃないかと思うし、同時にそんな雰囲気を醸し出しているはてなという会社はやっぱりすごいなぁと感心するのであった。

その友人、水を得た魚のようにあれこれ挑戦している。

・kenyamの日記:wah-wah pedal - イメージ図も作りました
http://d.hatena.ne.jp/kenyam/20050413/1113401416

はっきり言って全部はわからないけど面白いことやってるなぁ。

彼を見ていて思うのは、なにかを実現する手段を多く知っていると、それだけ想像力の幅も広がるんだということ。もちろん技術だけ知っていれば良いというわけではないけれど、何かを思いついた時、それをどう実現するのか考える道具を持ち合わせているというのは強い。アウトソーシングという手もあるのだろうけど、自分で作れないにしても、それがどんな仕組みで作られているのか理解できるくらいの知識はあった方が良い。

せっかくこんな業界に身を置いてるんだし、もっと勉強頑張りますかね。とりあえず石の上にも10年かなぁ↓

・Teach Yourself Programming in Ten Years 日本語訳
http://www.yamdas.org/column/technique/21-daysj.html

高橋メソッド、いい感じ

さて、過去の分が埋まらないまま先に先に。

#過去分は、皆さんがあまり興味なさそうなことを、遅くても連休中には綴る予定。;-P

今日の話題は、最近ちょくちょくと目にすることが増えてきた「高橋メソッド」なるものがある。最速インターフェース研究会の「高橋メソッドなプレゼンツール」経由で以下のサイトを知った。

・高橋メソッド
http://www.rubycolor.org/takahashi/

これは確かに面白い。ぜひ、このページにある「高橋メソッドについて」というプレゼンを見て頂きたい。高橋メソッドの良さと面白さを直感的に理解できる。しかも、このプレゼン、高橋メソッドを超えて、面白い点をついていて参考になった。

途中のスライドで「「素晴らしいけど前の人しか分からないプレゼン」よりも「普通だけどみんなが分かるプレゼン」の方がいい」ということを言っている。つい忘れがちだが、これは大切なこと。これは、決してスライドの作り方だけにとどまらないし、プレゼンだけにもとどまらない。

何かをやるとき、どうしても「目の飛び出るような素晴らしいことをしよう」と力んでしまうことがある。そういうものは、一部の人には受けるのだが(内輪受け?)、それで終わり。まずはウケなくてもいいから、みんながわかるようなことをやるのは大切だと思った。

同じページにある「日本Rubyの会について」のスライドも面白い。高橋さんのキャラが出ているからだろう。(と言っても面識はありませんが…)

面白いからといって、みんながみんな真似をしたら「もう、いいから…」となるだろうが、一度くらいは「高橋メソッドを使ったプレゼン会」みたいなもんをやってみても面白いかも。いつもと違った頭の体操になるだろう。

R28

今日は4/12。誕生日だ。

なかなか遅れてしまっている分のエントリーを投稿できていない。そのまま新しい日のエントリーを投稿してしまうと、データベースの順番が狂ってしまうが、この際、そんなことは関係ない。誕生日くらい、その日のうちにエントリーしよう。

今日で28歳になる。あと2年で30歳。だんだんと、年を言って、「実は若いんだね」ということも言われなくなってくるだろうか。

とはいえ、今は年を取るのはとても嬉しい。物心ついたときから「早く大人になりたい」と思っていた。そして、社会に出てからは「早く経験を積みたい」と思ってきた。それらが完全な形ではないにしても実現してきている。経験については、まだまだ大して積み上げてきてないまでも、今着実に積み上げているという実感がある。それが素直に嬉しい。

28歳。この1年間をどう過ごすかを考えてみた。この一年間の目標を漢字で表してしまったりすると「」が一番合っているかもしれない。

この1年間は、自分が為す言動のすべてをひとつひとつ着実に見守っていこうと思う。なぜそこで自分はそんなことをしたのか、それをしたことで何を感じたか、自分の周りで起こったすべてのことを、一秒一秒を確実な記録として、自分のものとしていきたい。そして、それを自分の礎として積み上げていきたい。

今まで以上に周りに振り回されることはやめよう。隣の芝生が青いのは当然のこと。どこにいっても、どこまでいっても、隣の芝生は青い。そう相場が決まっている。ならば、それに振り回されず、今、自分がいる環境で最大限できることをしようではないか。

だからと言って自分の行動を狭めるようなことはしない。今年はいろんなチャンスがめぐってくるような年だと感じている。それが今年中に実を結ぶのかどうかは別として、いろんな動きがある年になるはずだ。そのチャンスを一つたりとも逃さずに、貪欲にいよう。できれば自分が慣れ親しんだものからは違った部分での体験を多くしていきたい。深めると同時に拡げることが必要になってきている時期だ。

思い切り駆けずり回って、息を切らしていながらも、どこか心地よい、という感覚を子供の頃たくさん味わっていたはずだ。はぁはぁ苦しそうに呼吸をしながらでも、顔にはにんまりと満面の笑顔を浮かべている。この1年は、そんな感覚をたっぷりと味わう年になりそうだ。

追記
このエントリーを書いた後に『40歳からの仕事術』『30歳からの成長戦略』著者の山本さんのblogの新しいエントリーを読んで、かなりテンションがあがりました。人生最大の努力、しちゃいますよ!

・yamamoto-shinji.com | 他人の4倍働くぞ!
http://rr.yamamoto-shinji.com/?eid=108684

R22

いよいよ新しい年度。この4月から社会に出た人もいるだろう。

リクルートの看板「雑誌」になりつつあるR25が、そんな新社会人向けに出したのがR22だ。大学卒業した新社会人は22歳とういわけで、R22。(ちなみに、自分は入社した時に既にR25でしたが…)地下鉄の吊り広告などでも大々的に宣伝していたから既に読んだ人も多いのでは?

R22.jpg

やっとのことで手に入れて読んでみた。相変わらず無料なのに良くまとまっている。カルロス・ゴーンやホリエモン、ボブ・サップへのインタビューあり、タイプ別のスーツ選びの記事があり、トーク術や処世術指南があり、ブックレビューあり、そしてお買い物までできてしまう。

たしかに新社会人にはありがたい内容かもしれないが、処世術のあたりでちょっと後ろ向きというか「なんとか怒られないように…」みたいなものが多くて気になった。よく見てみるとブックレビューで取り上げられている本の中にも、そういうものが目立つ。

そりゃあ誰だって怒られたくはないし、失敗したい人なんているわけない。ただ、こういう事前にあふれる情報が、新社会人の思いきった行動に打って出ることを、ひるませるようなものでなければいいなと思う。

以前に新社会人向けの小冊子内に載せる対談に参加したことがある。そこでは、事前に新社会人になる学生さんから集められた質問があり、それについて既に社会に出て数年の経験がある人が答えていくというものだった。

その時に自分が言ったのは「一生で一度しかない新卒という時期を大いに活用しちゃえ」という主旨のこと。なんでもかんでも聞けばいいやという新人はやっぱり怒られるだろうし、ボーッとしていて良いわけではない。でも、何かを質問したら丁寧に教えてもらえる(可能性が高い)のは今のうちだし、失敗したとしても悪いモノは悪いと言われるけど、それでも大目に見てもらえる(可能性が高い)のは、そう、この新卒一年目という今のタイミングだけだと思うのだ。

そういうせっかくの機会だから、変に処世術なんて身につけて、よろしく振る舞うよりも、良いことも悪いことも成功も失敗も大いに経験できる時に突っ走ってみればいいんじゃないかと思う。W.H.オーデンっぽく言えば「見る前に跳べ」という感じだろうか。

なんだかんだ言っても、学生時代には体験し得なかった世界が待っているはず。自分も頑張りますか。

『Flowers 美しい人』

  • 2005-04-01 (金)

Flowers 美しい人』を読みました。

flowers.jpg

今日はとても大切な日。だから、大切な人にこの本をプレゼントした。

マツバラリエさんの『Flowers 美しい人』は、青木淳さんの『もう「できる人」はやめよう』に出てきたからだ。

この本の帯には「キレイな人より、美しい人になろう」と書いてある。メディアで紹介されている「作り上げられた」キレイな人になるため、人はお金を使い、心を悩ます。でも、もう、そんなのはいいじゃないか。人はそれぞれ。色んな花が、それぞれなりの美しい花を咲かせているように、自分なりの美しさを求め、そういう人になっていけばいい。

そんな話を、マツバラリエさんのほのぼのしたイラストが引き立てています。

自分に誇りを持って、これからも素晴らしい毎日を過ごせるように。そして、美しい人であるように。

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