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2005-10-09
『沈黙の艦隊』
- 2005-10-09 (日)
- 本
『沈黙の艦隊』、全巻読みました。
9月はあまりエントリーを書けてなかったので、いろいろと書くネタはたまっているんですが、『沈黙の艦隊』全巻読破もそのうちのひとつ。上にはってあるAmazonへのリンクでは文庫版の第1巻に飛びますが全16巻です。
いやぁ、面白かった。仕事が忙しくて、次の日早く行かなくちゃいけないとわかっていても、未読のものがあるとついつい読んでしまうから(なんて意志が弱いんだ…)、なるべく週末に少しずつ買っていたほど。
あらすじは、日米共謀により極秘裡に建造された、日本初の原子力潜水艦「シーバット」。その艦長に任命された海上自衛隊一の切れ者・海江田四郎は、試験航海中に突如反乱逃亡し、「シーバット」ではなく、独立国「やまと」を宣言し、自分の理想を実現させるための行動に出ます。
と書くと、なんだか陳腐な戦争もののマンガのような感じがするかもしれませんが、ぜひ一度読んでみてください。第1巻だけでもいいから。そうしたら、最後まで読まずにいられなくなるはずです。
自分は小さい時から、戦闘機だとか戦艦だとかのプラモデルを作るのが好きで(ガンプラなんて見向きもしなかったなぁ)、そういう素地があったからはまったというのもあるかもしれません。例えば、全巻を通して繰り広げられる戦闘シーンは、かなりの興奮ものです。考えてみれば潜水艦の戦いなんて、実際に目にしたことがある人なんて誰もいないわけですから(海の中での出来事なので)、それをこうして再現したかわぐちかいじ氏の筆力には脱帽です。
しかし、自分がこのマンガに惹かれたのはそれだけではありません。自分が『沈黙の艦隊』に惹かれた理由。それは、ここに出てくる魅力的な登場人物の数々。主人公の海江田を始め、海江田のライバルになり、敵となり、味方にもなる深町。竹上首相やベネット大統領。書き出すときりがないのですが、そのすべてがとても個性的で魅力的です。
特に海江田艦長には、マンガながら惹かれましたね。常に状況を的確に把握し、どんなに窮地に陥っていても正しい判断を下すことができる冷静さ。同時に、周りからは荒唐無稽だと思われながらも、自分の持つビジョンを語り続け、その実現のために一歩ずつ突き進んでいく熱さ。その両面を持ったリーダーとしての、人間のしての海江田艦長に惹かれてしまいました。
同時に、周りの登場人物も、最初はふがいなかったり、海江田艦長に敵意を抱いていたりするものの、次第に成長していき、あるいは彼のことを理解していく。ストーリーを通して、登場人物がどんどん成長して、変化していく過程を追っていくのも、このマンガの魅力のひとつです。
元々そんなにマンガを読み方ではないですし、マンガものの週刊誌もまったく読んでいない人間ですが、この『沈黙の艦隊』は本当に楽しめました。ぜひぜひ皆さんも読んでみてはいかがですか?既にファンの人もたくさんいるかと思いますが、ぜひ感想を聞かせて下さい!
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