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2005-10-21
Keith Jarrett Solo 2005
- 2005-10-21 (金)
- 音楽
いやぁ~、最高。最高でした。
今日は、Keith Jarrett Solo 2005に行ってきました。(パンフレット↓)

場所は池袋の東京芸術劇場。席は2階席の真ん中辺り。チケットを取るのが遅かった割には、まぁまぁ良い席。
席に着いてパンフレットを開くと「ご来場のお客様にご協力のお願い」という紙が。どうやら10/14に行われたコンサートで、携帯の着信などの騒音があって、キースが演奏を一時中断したらしい。演奏を止めてキースが観客に向けて、こんなことを語ったそうです。
「こうやって演奏するのは、大変ハードな仕事だけれど、静かにしていることは、難しいことではないでしょう?皆さん、どうかWesternize(西洋化)しないで下さい。日本には昔から、瞑想(Meditation)という伝統があります。アメリカには伝統がありません」
キースはソロの時はいつも即興演奏なので、かなりの集中力を使う。だから、より良い環境のために、携帯電話の電源は切ってくれとか、演奏が始まると席への案内できないから、その時は外で待っててねとか書いてある。
だいぶ昔に自分の知り合いが「日本人はコンサートの時のマナーがなってない」と憤っていたけど、これは別にコンサートに限ったことじゃなくて、常識的なマナーの範疇の問題ではないかと思ってしまう。こういうことを書かなくちゃいけないというのは、本当は恥ずかしいこと。野暮なことだ。
ま、そんなことはさておき、いよいよ開演。ライトが落ちると、なんだかこっちまで緊張してくる。キース登場。おお、ホンモノだ!拍手、拍手。
ちなみに拍手といえば、曲ごとに拍手が入るけど、今回のコンサートで、いっつも拍手のタイミングが少し早い人がいて「むむむ」となる。完全に音が消えきってないじゃないか。余韻をもう少し楽しめとも思ってしまう。
演奏は最高でした。特に休憩後の第2部の演奏は、温度が上がってきたのか第1部より良い。とにかくあの集中力はすごいですね。聴いている方もすごい集中力が必要になる。キースと聴衆の真剣勝負という感じ。ジャズとかクラシックとかの分類じゃなく、あれは「キース・ジャレット」というジャンルなんでしょうね。
圧巻はアンコール。
1曲目が終わり、カーテンコール後も拍手鳴りやまず2曲目を演奏。「日本公演最終日だし、まぁ、2曲はやってくれるかなぁ」と偉そうに思っていたので、ここまでは想定内。2曲目後も拍手は止まらず。一部の聴衆がスタンディングオベーションで拍手をし続けるとなんと再登場で3曲目!これには感動。そしてキース退場。
ほとんどの聴衆がスタンディングオベーション。3曲演奏後、拍手が続くも当然キースは出てこない。しかし、鳴りやまない拍手。会場は異様な一体感に包まれる。みんなキースがまた出てきてくれると信じて拍手を続ける。5分くらい拍手が続いただろうか。なんとキース再登場!!!そして4曲目を演奏してくれる。ひえー!!!感動だ…。
4曲目が終わってキースが退場しても拍手は続く。聴衆総立ち。いつまで経って鳴りやまない拍手。みんなステージの入り口を凝視しながら拍手。
しかし、「本日のコンサートは終了です」みたいなアナウンスが流れる。拍手が止む。会場は祭りの後という雰囲気。素晴らしい演奏の余韻と、虚脱感が漂う。
今まで色んなコンサートやライブに行ってきたけど、あの一体感はすごい。会場が芸劇だったので「でかいホールで、なんか向こう側で弾いてるみたいな感じのコンサートだったら悲しいな」と思っていたけど、杞憂でした。
アンコール時のスタンディングオベーションは鳥肌ものだったし、会場全体がキースの繰り出す音に完全に聴き惚れていた。チケットは売り切れだったみたいなので、そうすると2000人弱の人が、みなキースという一点に集中力を注ぎ込んだ2時間超。そして、期待を裏切ることなく、文字通り全身全霊をかけて表現し続けたキース。あんなコンサート、なかなかないですね。
本当に素晴らしかった。最高。
余韻に浸って「ザ・ケルン・コンサート」を聴きつつ…
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