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2005-12-05
図書館を利用する理由
- 2005-12-05 (月)
- 考え事
買書癖が過ぎて、最近いよいよ金銭的に厳しくなってきた…。
少しは頭を使うかということで、最近は図書館を大いに活用している。最初は「読んでみたいけど買うまででもない本を借りるため」という後ろ向きなというか、せこい理由で使い始めた図書館だけど、最近はかなり積極的に利用している。この傾向は、日常的に利用する書店の環境が変わったことが影響している。
以前に住んでいたところは駅を降りると、そこそこの広さの有隣堂があった。そこそこの広さと言っても、有隣堂グループの中では売り場面積が小さい部類に入るかもしれない。とはいえ、硬軟取り混ぜ、分野の偏りも少なく、じっくり見ながら一周すると1時間ほどで周れる程の大きさで、バランスの良い書店だった。
最近都内に住み始めてから、残念ながら自宅近くに当時の有隣堂に匹敵する書店がない。どこの町にもあるような小型の書店はあるのだが、雑誌と漫画、新刊がメインの書店である。本の並べ方も取り立てて工夫があるわけでもなく、むしろ雑然と並べられていて見た目も良くない。
と、自宅近くの書店事情は良くないのだが、ひとたび電車に乗れば、大型書店に行くのには苦労しない立地に住んでいる。しかし、これはこれで良くないところもある。大型書店はたしかに品揃えも豊富だし、じっくり本を選ぶための工夫もほどこされている。だが、大型書店は「大きすぎる」のだ。
何を当たり前なことをと言われるかもしれないが、大きすぎるのが必ずしも良いことではない場合がある。例えば、フロアごとに置いてある本の分野が分かれていること。これは分かりやすい時もあるのは確かだが、一覧ができないという欠点もある。
ワンフロアで完結している書店は、たしかに大型書店に本の冊数や種類で劣るが、一周すれば一通りの分野を一覧できるというのは大きな強みだと思う。特に意識しないと、自然と自分の読む本、読む雑誌は偏ってきてしまう。それが良いか悪いかは各人の好みに依るところだが、なるべく色んな分野に興味の対象を置いておきたい自分としては、1時間程度で一周できる程度の書店は、自分の興味の範囲を狭めないために必要な空間だ。
また、ぐるっと一周できるような書店に定期的に通っていると、「景色」で本の流れがなんとなくだがつかめることがある。足繁く通っているため、特設棚ができればすぐにわかるし、平積みになっている本も色合いが変われば「お、新しいのが入ったか」とわかる。頻繁に入れ替えがない書棚で見かけない背表紙を見つけて、比較的マイナーな分野の新刊を知ることもある。
こんな感じで気軽にあらゆる分野の本を眺める行為は、複数フロアに分かれている大型書店はちょっと負担が大きい気がする。
さて、話を戻して図書館だが、近くの書店はいまいちで、ちょっと足を伸ばせば大型書店はあるけど、気軽に一周できるような書店はない。そんな自分が代わりに通っているのが図書館だ。書店ほど新刊にあふれているわけではないけど、新旧織り交ぜ、幅広いジャンルを万遍なく取りそろえているのは嬉しい。(こういう「優等生」っぽい並びに慣れてくると、神保町あたりの濃い古本屋も恋しくなるが)
しかし、お金を気にせず本を(一時的に)手に入れられるという気楽さからか、どんどん借りてきて、常時10冊前後の本を借りている。おまけに本の検索と予約はネットからできるので、じゃんじゃん予約してしまっていて、しょっちゅう「予約資料が届きました」とメールが届く。結果として、お金は節約できても本の量はあまり減らない。
じゃあ、節約したお金は何に使っているかというと、結局、本を買っているんだよなぁ…。
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