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2006-02
第1回ビジネスインサイト会議@笹塚
- 2006-02-28 (火)
- 考え事
2/26の日曜日に、このblogでも何度か紹介しているOutlogicのビジネスインサイト会議に参加してきました。
参加者全員が「最近面白いと思うトレンドやその本質への洞察(インサイト)」を1つ5分ほどでプレゼン。それらのプレゼンを受けて、全員でブレストしながら深掘りしていくというもの。笹塚にあるカフェ「ki-no」を貸し切っての会となりました。
今回のイベントは、企画段階からスタッフとしてかかわらせてもらっていましたが、とても良い会になりました。
参加者がそれぞれ一見バラバラのインサイトを持ち寄ったのですが、プレゼンをし、そこからブレストしていくとアイディアが深まり、無関係のようなものの間に関連性が見つかっていきました。今回は、それを更に深め、まとめあげるまでの時間はありませんでしたが、とても刺激的な時間でした。
自分は、元々やってきた英語のサイトの経験などを生かして、翻訳業界関連のネタを持っていきました。他の人の話を聞いていくうちに「あれ、全然関係ないか…」と思いましたが、その裏に潜んでいるターゲット層での共通点などが浮かび上がってきて面白い発見ができました。英語関連では、キュリオイングリッシュの代表の方も来ていて、色んなアイディア交換ができました。
自分以外のインサイトはどれも参考になるものばかりで、その場ではもちろん、帰ってからも「あ、あれは自分がやってるこれに絡めると面白いかも」という感じで発想源になっています。
会議後は、メンバの方プロデュースで美味しい料理とお酒の会。

飲みながらも、会議は続き、更に話は盛り上がりました。
第2回目は4/15の土曜日に開催予定ですので、ぜひ皆さんも機会があればご一緒しましょう!
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『翻訳入門』
- 2006-02-22 (水)
- 本
『翻訳入門―翻訳家になるための考え方と実践』を読みました。
昼休みにふらっと近くの本屋に出かけ、たまたま見つけたのがこの本。出版社も出版社だし(失礼)あまり期待せずに買ってみたものの、Amazonの書評ではそこそこの評価。実際読んでみるとなかなか良い本でした。
一言で言えば、「とてもまっとうで現実的な翻訳入門本」という感じです。あまり褒め言葉になっていないかもしれませんが、翻訳入門本といえば「頑張れば、あなたも絶対に翻訳者になれます!」という励ましタイプのものか、「翻訳なんてそう甘いもんじゃないんだっ!安易に考えるな!」というお叱りタイプのものが多いような気がしていますが、これはどちらでもなく、素直に翻訳の基本的な考え方を伝えている本のように感じました。
最初の導入部は若干くどくて読むスピードもなかなか乗りませんが、「翻訳の基本は「日本人ならどう言うか、どう書くか」」という辺りから、一気に面白味が増してきます。
直訳でもなく、意訳でもない、翻訳の性質を日本語の視点からきっちり説明してくれています。「翻訳をやるには日本語の力も大切だ」というある意味聞き飽きた助言ではなく、翻訳をするにあたって、どのように日本語を考えていくのかをとても具体的に示しています。特に、辞書に載っているのは意味ではなく訳語だという話や、訳語から訳語を導くなという話は、頷けるところです。
後半は実践編になっていて、単語1語から15語の文章までを取り上げ翻訳練習を体験します。「単語1語で翻訳練習なんてできるの?」と思ってしまうかもしれませんが、open, close, discussion, Englishなど、著者の言う日本語の選び方を思い出しながら取り組むと面白い練習になります。
先ほども書いたように前半と、あとは最後の部分も若干冗長な感じがありますが、中身はしっかりしています。翻訳に興味がない人も、外国語と母語をつなぐ考え方として一読してみると面白いかもしれません。翻訳に興味がある人は、この本の続編のような位置づけで『翻訳の原点』という本も出ているので、こちらも読んでみると良いでしょう。自分も買ってみました。
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病院の通信簿
- 2006-02-20 (月)
- サイト
先日、ちょっと体調でちょっと気になるところがあって検査をしてもらおうと思い立った。
普段はかかったことのない科(耳鼻咽喉科)でまったく検討もつかなかったので、最初に家の近くにある病院に行ってみるとまったくの期待はずれ。そういう検査をするなら大病院に行くしかないということで、ネットで検索してみるとこんなサイトを発見。
・病院の通信簿 クチコミと患者満足度で一目瞭然の医院検索
http://www.tusinbo.com/
無料の会員登録をすると、治療費や治療室・待合室の快適度、医師・看護師・受付の対応、診断・治療の技術、待ち時間などの善し悪しをレーダーチャートで表したものを見ることができる。加えて、それらの評価をした人のクチコミコメントも読むことができるというもの。
風邪などの身近な(という表現も変だけど)病気ならまだしも、初めての病気や原因が良くわからないような場合は、やはりこういう情報はもっと欲しい。このサイトも都内の病院の情報は集まっているような印象を受けるが、地方になると一気に情報が少なくなる。投稿があっても、ひとつの病院に投票した人が一人だけで評価が低くコメントもないとなると、一体信用して良いのやらわからない。
それと今回もう一つ驚いたのが、自分の病院のWebサイトを持っているところが意外と少ないということ。特に大病院以外になるとその傾向は強くなる。自分の家の近くにある病院のようにサイトも開いていて、その病院の患者さんに限らず、掲示板での質問に丁寧に答えているようなサイトもあるにはあるが、こういうサイトはかなり珍しいケースのような気がする。最初に書いた期待はずれだったという病院も、耳鼻咽喉科を掲げておきながら、担当の先生がいる曜日や時間が限られていて、その情報が初めての人間にはまったくわからなかった。その病院がWebサイトを持っていて、事前に確認することができればこういうこともなくなるのに。
今や買い物や飲食、ホテルなど、ネットで調べればある程度のアタリをつけて行動を起こすことができる。もちろん、そういう情報が必ずしも正しいわけではないし、自分の好みに合うとも限らない。また、そういう「調べる→行動する」というパターンだけでは、たまたま見つけて良い本だったとか、良いお店だったという発見もなくなってしまう。
しかし、病院の場合は、たまたま入って良い病院だったとか悪い病院だったでは困ってしまう。そんなに悠長なことを言ってられないから病院にかかるのだから。クチコミももちろん重要だが、「我々の身近にありながら遠い存在」である病院の信頼できる情報がもっと手軽に入るようになって欲しいと思った出来事だった。
(ちなみに検査の結果は問題ナシでした)
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『世界で最も重要なビジネス書』
- 2006-02-18 (土)
- 本
『世界で最も重要なビジネス書』を読みました。
今まできちっとビジネス書を読むことは少なかったのですが、今年はきちんと読んでいこうかと思い、久々に実家に来たついでに実家に置いてあったこの本を読んでみた。
この本は、著者らが選んだビジネスの世界的名著77冊について、その本のイントロダクション、ラーニングポイント、意義などを紹介している本。それぞれの本について10ページ足らずの分量で紹介されている。
取り上げられているのは『君主論』『戦争論』『孫子』など古典中の古典から、『科学的管理法』『経済発展の理論』などの古典になりつつあるもの、そして『イノベーションのジレンマ』といったような最近のものまで多種多様だ。日本人の著作では大前研一や大野耐一などが取り上げられている。
たしかにビジネス書をこれから読んでいこうという場合には参考になるものではあるが、コンセプトが曖昧な本だという印象を受けた。例えば、本によっては経営学の研究をするならば必読かもしれないが、普通のビジネスパーソンは必ずしも読む必要がないようなものも含まれているような印象を受けた。そう考えると、この本が誰を対象に書かれたのか、どのようなコンセプトで選書が為されたのかがはっきり書かれた方が良いと思った。
そういう意味では、まだざっと目を通しただけではあるが『経営革命大全』の方がわかりやすいかもしれない。
続刊として『世界で最も偉大な経営者』『世界を変えたビジネス思想家』も出ているので、シリーズで読んでみたいという人はこれらにも目を通してみると良いかもしれない。
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『仕事のやり方間違えてます』
- 2006-02-12 (日)
- 本
『仕事のやり方間違えてます』を読みました。
なかなか煽動的なタイトル。副題に「成功を手にする理系思考10の法則」とある。読んでみると、タイトルも「理系思考」というのもちょっと言い過ぎな感じがするところを見ると、書名や副題は著者がつけたものではないのあかもしれない。実際、本文の中では「理系思考」という言い方よりも「プロジェクト思考」という言い方がよく使われている。
それでは、著者の言う仕事のやり方やプロジェクト思考とは何なのか。
著者の定義によると、仕事とは価値を生み出すことだそうだ。また、ルーティンの仕事と異なり、プロジェクトというのは価値の連鎖を作っていくことであり、そのための仕事の方法を獲得することが大切だという。著者の掲げる10の法則とは次の10個。
01. 「プロジェクト思考」何か
02. ビジョンという戦略力
03. 「創造のプロセス」を構築する
04. 競争力のあるコンセプトを生み出す
05. コンセプトを具体化(デザイン)する
06. チームの力を最大に高める
07. マネジメントの技術とは
08. 危機に対応する能力
09. 三つの能力・二つの哲学
10. 仕事力を高める思考習慣術
これらの10個について、著者が実際にプロジェクトとしてリードしたアメリカズカップの体験を交えながら展開していく。
実際に自分ができているかどうかは別として、すべてが目新しい考え方ではなかったが、参考になる点もいくつかあった。その中でもひとつ挙げるとすると、8つめに挙げられている「危機に対する能力」の中にある次の一節。
30代、40代は、人が社会人として一番成長する年代です。(中略)30代、40代に、たくさんの挑戦をし、結果として、いくつかの成功と、いくつもの失敗や挫折を体験することによって、2つのことを学習します。
1. 失敗や挫折を少なくする「マネジメント力」
2. 失敗や挫折から立ち上がって、乗り越える「再起力」この2つの力を、30代、40代に養ったかどうかで、その人の仕事力が成長するかどうかが、ほとんど決定されるといってもいいすぎではありません。
この「再起力」というのは、30代、40代になるまでもなく、20代のうちにとことん身につけておくと良いだろうなぁと、自分が日頃思っているものだ。幸い、再起力を必要とされる条件は十分すぎるほどに整っている。周りを見ても、この力が強い人とそうでない人は、結果的に「仕事ができる人とできない人」につながっていくような気がする。(完全に相関があるわけではないけど)
幸い、今は仕事の場でプロジェクトをやることを求めなくても、インターネットを使えば自分でいくらでもプロジェクトを立ち上げることができる。著者がこの本の最後の方にも書いている通り、実際にプロジェクトをやってみて、障害にぶつかって、初めてわかることは山ほどある。
実践前の心構え、あるいは指針として、この本を読んでおくのも悪くないかもしれない。
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僕がcafeandsake.comを取ったわけ
- 2006-02-03 (金)
- 飲み食い
最近、このblogのLinkの部分に画像がドカンと追加されたことに気づいた方もいるでしょうか?
これは、自分と友人たちで一年以上の準備期間を経て、先日ついにオープンさせたcafeandsake.comというサイトです。そう「カフェ&酒」です。
・cafeandsake.com: カフェ 酒 料理 グルメ 日記
http://www.cafeandsake.com/
自分たちの手で新しいグルメサイトを作っちゃおうというアイディアの元、お店に許可を頂いて取材させて頂き、コツコツと記事を溜めているところです。これから紹介できるお店の数も増やしていきますし(とはいえ、数で勝負するサイトにするつもりはありません)、いろんな企画も随時やっていくつもりです。
このサイトをオープンするまではたくさんのことがありました。仕事が忙しくなり、土日の取材に同行できないことが多かったのですが、みな素晴らしいメンバで、協力してひとつのものを作るという醍醐味を堪能しています。
今日、このサイトのコンテンツであるライター日記に、このエントリーと同じタイトルの記事を書きました。何のひねりもないサイト名ですが、このドメインを取ったきっかけ、そして自分がこのドメインとサイトにかける想いを綴ってみました。サイトの紹介を兼ねて、こちらのblogにも転用してみたいと思います。
——-
そもそも「cafeandsake」ということを言い出したのは、学生時代にやっていた自分の個人サイトの中でです。
その当時、個人サイトのコンテンツのひとつとして「cafe&sake」というページを作りました。その当時、授業にも出ないで昼間はカフェに行って本を読み、夜は友達と飲んだくれという毎日を過ごしていて、一見、無意味なこの毎日をせめて形に残そうかということで始めました。
その後、結構量が増えてきた際に、個人のサイトから切り離してひとつのサイトにできたらいいなと思い、個人のサイトから削除してドメインを取りました。独立させようと言いつつ、先延ばしにしたまま社会人になりました。
仕事がどんどん忙しくなり、仕事だけの毎日に嫌気がさしていた頃に思い出したのがこのドメインです。ドメインを取った当時にやろうと思っていたように、自分がいったお店を載せようと思ってみたものの、あまりの時間のなさに一人では無理だと思い、そして色々な思惑もあり、何人かでやるプロジェクトにしようと決意。
昔から一緒に何かをやりたいと思っていたWordywebの中村くんを誘い、プロジェクトをスタートさせました。
自分がcafeandsakeで伝えたいことは、身の丈をちょっと超えたとこ贅沢を楽しんで欲しいということ。
世の中では、お金を出せば出しただけ美味しいものは食べられるし、飲める。もちろん例外はあるけど、基本的には、というかひねくれずに考えればそれは当然のこと。だからといってお金持ちにならないと贅沢はできないのかというと、そうではないと思っています。
世の中は過去に例を見ない「成功ブーム」「金持ちブーム」で勝ち組だ負け組だという下品な分類がまかり通っている。個人的は「もう、そういうのはいいじゃないか」と最近思っています。人と比べて自分を見ても仕方がない。上を見上げて、今の自分を嘆くことも必要ないと思う。そういうことにきゅうきゅうするのは、そろそろよそうよ、と。
世の中の“普通の”20代、30代といった人たちは、有り余るほどのお金を持っているわけじゃない。だからといって贅沢をできないわけじゃない。今の自分を認めて、そこまで来た自分をほめてやって、そのご褒美に自分の身の丈からちょっと超えたところの贅沢を享受してもいいじゃないか。そんな風に感じています。
その「身の丈をちょっと超えた贅沢」が、ある人にとっては車かもしれないし、ある人にとっては旅行かもしれない。単に自分にとってそれが「食」だったというだけ。だから自分が車と旅行が好きだったら、それはcarandtripでも良かった。
それでも自分がcafeandsakeにしたのは、「食」に興味があったことに加えて、美味しいものを飲み食いしながら、色んな人と語らい、夢をふくらませていくのが大好きだから。それが極上の時間だから。たとえ一見激しくお互いの意見をぶつけているようなやりとりでも、食べながら、飲みながら交わす、そういう会話はとっても贅沢なものだと思うんですね。
他のグルメサイトが伝えているのは「このお店は美味しいよ」ということだけだったけれど、自分が求めているのはちょっと違いました。
自分の身の丈をちょっと超えたところにある贅沢を堪能する場所を探したい。そして、自分が今置かれている現状に対しての不満や愚痴だけじゃなくて、将来に対する大きな夢を堂々と語り、盛り上がる、そういう贅沢な時間を共有できる場所を探したい。そして、その時間がエネルギーとなって、また明日から頑張れる。探しているのは「単なる場所」ではなく、その場所に行った結果得られる笑顔だったり、夢だったり、エネルギー。
日頃は、仕事が大変でストレスもたまる。しかも、何も気にせずに良いものをがんがん飲み食いできるようなお金の余裕は持ち合わせていない。それでも自分たちなりの贅沢の仕方はある。自分たちなりの楽しみ方はある。
それを享受できる場所を自分たちが探して、書いて、伝える。それを見てくれた人が、誰か大切な人とそのお店に行って、自分の言うところの身の丈をちょっと超えたところの贅沢を堪能して、「ああ、良かったね。また明日からも辛いけど、なんとかやりますか」と笑顔で言ってくれる人が一人でもいたら本望じゃないかと。
そんなことを考えてこのサイトのアイディアを考え、素晴らしいメンバと一緒に作っています。これからも、このサイトをよろしくお願いします。
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