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2006-05
『BIシステム構築実践入門』
- 2006-05-28 (日)
- 本
『BIシステム構築実践入門』を読みました。
DB Magazineに載っていた連載を一冊にまとめたのがこの本。こんな連載があったなんて知りませんでした。著者の平井氏はこの分野では10年以上の経験を持ち、現在はIAF Consultingにいる方だそうです。IAF Consultingのサイトにも色々と情報がありました。
・IAF Consulting - Downloads
http://www.iafc.co.jp/downloads/index.htm
この『BIシステム構築実践入門』は、とても良くできたビジネス・インテリジェンスの入門書であり、実際に導入を行う人にも役に立つ内容が盛り込まれている本。
本全体が基礎編と実践編に分かれています。基礎編の最初の部分のBIシステムの基礎知識やアーキテクチャに関する話は、今ではどこかを探せばありそうな情報ですが、ここまでわかりやすく、しかもきちんとまとまっている情報はあまり見たことがないので、改めて頭を整理するのに重宝します。続くBIシステム構築の方法論は使えます。わかりやすい例題を使って、各フェーズの進め方や要件定義や設計の方法論について紹介しています。この情報はなかなか他では見たことがない情報です。
実践編では、会計BIシステム、販売BIシステム、在庫BIシステム、財務KPIモニタリングという実例を実際に作っていく内容になっています。それぞれのシステムに特徴的な業務知識の紹介が最初にあり、それから実際のシステム設計の話になります。会計システムを除いて、それぞれ1章しかページを割いていませんので、あまり詳しいことまでは書かれていませんが、どれも参考になります。
全体を通して、この本ではIAF Consultingが開発したオープンソースOLAPツールであるOpenOLAPを使っています。
・IAF Consulting - OpenOLAP
http://www.iafc.co.jp/products/openolap.htm
今まで理論に偏りがちなBIに関する本(それも入門書とは言いがたい)しか手に入りませんでしたが、この本は基礎的な部分から実践まで、しかもその気があれば実際にツールを触りながら読み進めることができる優れた本です。この実践編の部分をもっと突っ込んだ続編が出てくれればありがたいですね。
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「笑の大学」
- 2006-05-22 (月)
- DVD
「笑の大学」を観ました。
すごい良かったです、「笑の大学」。
たしか年末にTVのCMで「THE 有頂天ホテル」の予告をやっているのを見て、「あー、三谷幸喜って何となく好きなんだよね。でも、作品全然見たことないや」と思い立ち、きちんと調べもせず手に入れたのがこの作品。しかも、手に入れてから数ヶ月放置していて、先日やっとのことで観ました。
詳しく書くとネタバレになるので書きませんが、この作品、必見です。あまり映像モノは得意ではないので安易にオススメできない感じもあるのですが、これは良いです。自分の場合、この作品がどんな作品かとか、背景や出演者などなど全く知らないまま観たので余計に楽しめた感じがありますが、もちろんある程度知ってしまっている人でも楽しめると思います。
タイトルから想像していたような安易なコメディではなく(って、それは自分の想像力が乏しいだけなのかも…)、とても深い人間のドラマでした。三谷幸喜作品をたくさん知っているわけではないですが(「古畑任三郎」と「王様のレストラン」のそれぞれ一部分くらい)、とても味のある人間を描くのが得意な人だなという印象があります。
何度も見返してしまいたくなる作品です。彼の他の作品も観てみよう。
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『工藤公康 粗食は最強の体をつくる!』
- 2006-05-06 (土)
- 本
『工藤公康 粗食は最強の体をつくる!』を読みました。
40歳を超えてなおジャイアンツで活躍する工藤選手。その工藤選手の活躍の原点となっているのが食事だったというのがこの本の内容です。
工藤選手は、プロになって間もない頃、暴飲暴食がたたり一時期は野球どころか命まで危ないというような状況になってしまったそうです。その後、彼が気をつけたのが食事。その食事の内容をよく調べてみると、世間で言われるところの「粗食」を実践しているということがわかったそうです。
実際に読んでみると、どれも思い当たる節が多い内容で、これはプロスポーツ選手だけではなく、自分のような忙しいことが多いビジネスパーソンにも役に立つ内容だと思います。具体的な内容は実際に中身を読んでもらえばわかりますが、工藤家は夏に鍋料理を食べて夏バテを防ぐなどなど、「ほー」と思う内容も多くて、純粋に読み物としても面白いです。
粗食と言っても決して特別な食事を食べるわけでもないですし、粗末なものを食べるわけでもない。しかも、もちろんそれを毎日3食実践できれば理想ですが、飲み会断れとかそういうのでもありません。(というか、それは無理です、自分には…)自分の出来る範囲で実践してみるということが大事なのかもしれませんね。
最初は「粗食」ということを全然意識しないで、工藤選手の食事術って興味あるなぁという感じで読んでいたのですが、改めて著者を見てみると『粗食のすすめ』で有名な幕内秀夫氏だったんですね。なるほど。
外食が多かったり、夜はコンビニで済ますことが多かったりするので、それ以外の部分でこの本で書かれていた工藤家の食事を参考にしてみようかなぁと思いました。上でも書きましたが、読み物としても面白いですし、とても読みやすく書かれているのでお薦めです。
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『ブッダ』
- 2006-05-01 (月)
- 本
『ブッダ』を読みました。
手塚治虫の長編『ブッダ』全12巻を読みました。(ちなみに載せている画像は6巻の表紙。リンクは1巻へのリンクです)
手塚治虫氏は大好きな作家ですが、彼の作品の中でも特に好きなのがこの『ブッダ』です。今回は、文庫版として出ている潮ビジュアル文庫で12巻読みました。
この文庫版の帯には「ごらん世界は美しい…」というセリフが載っています。最初は「すごいきれいなセリフだな」と思っていましたが、読み進めるうちに、もしかしたら、この言葉をこの帯に載せているのは、この作品の素晴らしい要約なのかもしれないと思いました。
ここに出てくるブッダは、悟りきった聖人ブッダではありません。この作品の最初では、彼は史実通りシッダルタとして登場します。そして、そのシッダルタが王族としての生活に迷いを抱き、出家し、そして悩み、悟りを開き、自分の教えを広める中でまた悩み、最後涅槃に入るまでが描かれています。
ここに出てくるのは紛れもなく、われわれと同じ「人間」であるブッダです。そして、そのブッダの周りにも善悪様々、とても魅力的な人間が登場します。彼らは、時にはブッダを誘惑し、時にはブッダを貶めようとし、ついにはブッダに心を許し、心を開いていく。漫画とはいえ、そこには本当に泥臭い、人間の悲喜こもごも全てが存在します。
そして、そのストーリーを通じて感じたのは、人間の持つ根の美しさ。世界の、宇宙の中の一部分でしかない人間の持つ、本当の美しさを、ブッダの一生を通して見事に描き切った作品だと感じました。
特定の宗教を信じる人間ではありませんが、この作品はとてもオススメです。手塚治虫が好きな人も、あまり良く読んだことがない人も、ぜひ読んでみて下さい。
しかし、自分は手塚治虫ファンで色んな作品を読んでますが(全部ではないのですが…)、彼の作品に出てくる人物はどれも魅力的ですね。
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