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2008-06

強みに特化する

今日は『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』で紹介されているテストをやってみた。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

最近になって色んなところで紹介されているからか、この本も発売されてからしばらく経っているものの、最近再び人気になっている。自分が元々この本の存在を知ったのは、2002年の百式のこの記事。

・強み革命 (Strength Finder.com) | 100SHIKI.COM
http://www.100shiki.com/archives/2002/01/_strength_findercom.html

この記事を読んで、「そんなに良いのなら…」と思っていながら、なんと6年も経ってしまった。この手のものにしては、なんで自分がすぐに飛びつかなかったのか不思議だが、予定もない休日だったのでやってみました。

34ある強みのうち、自分に最も当てはまるのは、「着想」らしい。着想の説明はこんな感じ。

あなたは着想に魅力を感じます。では、着想とは何でしょうか? 着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。着想とは結びつきです。あなたのような考え方を持つ人は、いつも結びつきを探しています。見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。着想とは、皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して、新しい見方をすることです。あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。あなたはこのような着想すべてが大好きです。なぜなら、それらは深い意味があるからです。なぜなら、それらは目新しいからです。それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。他の人たちはあなたのことを、創造的とか独創的とか、あるいは概念的とか、知的とさえ名付けるかもしれません。おそらく、どれもあてはまるかもしれません。どれもあてはまらないかもしれません。確実なのは、着想はあなたにとってスリルがあるということです。そしてほとんど毎日そうであれば、あなたは幸せなのです。

周りから見ると「そうか?」と思うかもしれないけど、自分は結構納得。「着想はあなたにとってスリルがある」なんて、まさに、そういう感じ。

それ以外の4つも、言われてみると「おー、なるほどねー」というものばかり。4つを簡単に紹介してみると、

2. 収集心

あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。(以下略)

3. 学習欲

あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。(中略)それは、短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。(以下略)

4. 親密性

親密性という資質は、あなたの人間関係に対する姿勢を説明します。 簡単に言えば、親密性という資質によって、あなたは既に知っている人々とより深い関係を結ぶ方向に引き寄せられます。あなたは必ずしも未知の人たちと出会うことを避けているわけではありません――事実、知らない人と友人になるスリルを楽しむような他の資質を、あなたは持っているかもしれないのです――しかし、あなたは親しい友人のそばにいてこそ、大きな喜びと力を得るのです。あなたは親密であることに心地よさを感じます。(以下略)

5. コミュニケーション

あなたは説明すること、描写すること、進行役を務めること、人前で話すこと、書くことが好きです。これにはあなたのコミュニケーションという資質がよく現れています。アイデアはアイデアに過ぎません。事実は、その時々に起こったことに過ぎません。あなたは、それに命を吹き込み、活力を与え、刺激的で生き生きとしたものにしなければならないと感じます。そこであなたは、「単なる事実」を「物語」に転換させて、それを上手に語ります。単なる「アイデア」を取り上げ、イメージと具体例と比喩を使って生き生きとさせます。(以下略)

最後の「コミュニケーション」なんかは、もう少しうまくなりたいなぁと思っているところではあるんだけど、それ以外は思い当たる節が必ずあるものばかり。

マイミクのKくんが海外赴任になってしまうというので、今週、その壮行会ということでCくんと一緒に新橋で飲んだ。例によって、その飲み会は大いに盛り上がったんだけど、その時にも「苦手なものは平均点レベルまで押さえておいて、あとは強みに注力すれば良いのでは」というような話になった。

そういう話をしたKくんやCくん、そして自分の周りにいる優秀な面々を見ていると、どうしても自分の弱みを鍛え直さないとという気になってしまうんだけど、そういうことが苦手で仕方ない自分は、そこら辺は平均点レベルまではなんとか持っていきつつ、強みに注力して頑張ろうかなぁと思ったところ。

いざ自分がやってみると、他の人の強みも知りたくなりますねー。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
田口 俊樹

4532149479

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週次で振り返る大切さ

昔からそうだったのかもしれませんが、最近特に「これが終われば落ち着くだろう」みたいな感覚がなくなってきました。

一山越えれば、また一山あるという感じがずーっと続いている感じですね。もちろん、その山が険しい時もあれば、なだらかな時もあるので、いつもきゅうきゅうしているというわけでもないのですが。(ただ、最近はこの時期にしては険しめな感じ)

そういう感じで、体調の悪さも相まって5月は我ながら自分ではないように、かなり低空飛行で毎日を送っていましたが、6月はなんとかボチボチきています。時間が経つのは速いけど、その速さに流されることはなくて、きちんと自分でコントロールできている感じは確実にあります。

そうなった理由は、体調が回復してきたというのも大きいですし、他にもいろいろとあるかとは思いますが、ひとつ挙げるとすれば「手帳」ですね。

「なーんだ」という感じかもしれないですが、6月になってから週次で振り返りをじっくりやることを始めたんですが、これが思っていた以上に効果を上げていて驚いています。

週次の振り返りといっても大げさなものではなく、毎週日曜日の午前中に近くのカフェ(と書いてみたものの、そんなオシャレなとこじゃない)に行って、1時間半くらいかけて前の週の振り返りと、今週の計画を練ります。

今までも週末の計画を立てることはやっていたのですが、効果をいまいち感じられなかったのは、前の週の振り返りをやっていなかったからかもなぁと思います。

振り返りとしてやっているのは、毎日書いている日記というか日誌みたいなものペラペラと一週間分読み返して、一緒に毎日のTo Doの消化具合も見ます。その上で、今は「仕事」「読書」「その他」「出費」という4つの観点で、振り返りをきちんと文章として手帳に書き留めます。

一週間分の手帳を読み返すだけでもそれなりに振り返りはできるのですが、やはり頭と手を使って、言葉として書き出すという行為が、振り返りの効果をさらに高めているのではないかと感じています。

その後で、次の一週間の計画を立てるのですが、その場合は既に決まっているスケジュール(やること+日時が決まっている)とTo Do(やることは決まってるけど、日時は不明)を洗い出します。

という感じで、なんちゃらハックと呼べるような特別なことは一切していないんですが、これだけで自分は相当スッキリな気分で新しい週に望めるようになりました。

思えば、みんな計画を立てるということは昔からやっていると思うんですが、振り返るということは比較的少ないんじゃないかと思います。「計画を立てた回数>振り返りをした回数」という状態であることが普通だと思うんですが、この不等号をいかにイコールに近づけていけるかが、忙しい中でも自分自身をコントロールできるかどうかの分かれ目かもなと思うようになりました。

ついでに言えば、計画を立ててから振り返るまでの時間はある程度短い方が良いですね。今までは日次でやっていて、それよりも大きな単位ではせいぜい月次だったのが、週次できっちりやることで、やりたいことのスケジュールのぶれが少なくなってきている気がします(もちろん、まだまだ遅れまくっているものも多々ありますが…)。

というわけで、今月末あたりには年初に立てた目標を一度振り返って、残り半年の軌道修正をしようかなぁと思案中。

もちろん、この「週次で振り返りをきっちりやる」というのは、以前に方法論通りに実践していた Getting Things Done から学んだことのひとつです。今は、GTDの通りに自己管理をしているわけではないですが、考え方の基本的なところなどは大いに参考にしています。

SaaSとかクラウドとか

  • 2008-06-24 (火)
  • SaaS

ここ数日、「SaaSプラットフォーム」とか「SDP」とか「クラウドコンピューティング」といったキーワードでいろいろと調べていて、面白い情報を見つけたので、自分のメモを兼ねてご紹介です。

まずは、McKinsey & Company - High Techに載っている “Emerging platform wars in enterprise software” という記事がなかなか参考になりました。SaaSプラットフォームの類型のパターンを示し、その類型に基づいてプラットフォームベンダーが考慮すべき点がまとめられています。想像がつく内容が多いことは確かですが、頭の整理にとても役に立つと思います。

ちなみに、この論文の著者であるAbhijit Dubey氏が、Software 2008というイベント(ラスベガスのInteropと同時開催)のセッションのビデオをこの↓リンクから見ることができますので、興味がある方はぜひ(自分は半分くらいまでしか見てない…)。

・Software 2008- Video Archives - Abhijit Dubey, Associate Principal, McKinsey & Company
http://www.software2008.com/archive/video/playvideo/index.php?vid=software-08-dubey

McKinseyの記事のように、プラットフォームの整理をしているものとしては(まだ読み途中ですが)、以下のようなものもありました。

・Efficient Software Delivery Through Service-Delivery Platforms
http://msdn.microsoft.com/en-us/arcjournal/bb735303.aspx

ちなみに、OpSourceのホワイトペーパーライブラリから、まったく同じ記事をPDFでダウンロードできます。こっちの方が読みやすいかも知れません(一応、直リンク)。

プラットフォームの整理という意味では、Peter Laird氏がLaird OnDemandの “Understanding the Cloud Computing/SaaS/PaaS markets: a Map of the Players in the Industry” という記事で紹介されていたSaaSやクラウドプレイヤーのマッピングが見やすかったので、こちらのblogでも添付します。

saasmap_lairddickson_may084.png
(クリックで拡大)

日本語で読めるところでは、下記の記事が参考になるかもしれません。

・空前のスケールをめざす 姿を見せ始めたGoogleのクラウド・コンピューティング戦略 : 小池良次 米国発、ITトレンド| Wisdom
http://www.blwisdom.com/trend/47/

2ページ目にある「企業アプリケーションとハード・ソフトインフラの方向性」という図を見ると、おお!とわかった気になってしまいそうですが、IBMとOracleの矢印の方向性や伸び具合は、具体的には何をもってそういう流れになるか根拠が書かれていないので、冷静になって、自分で根拠を探したりしながら考えてみます。

紙媒体は、これまた未読ですが、「ITアーキテクト Vol.17」の特集がクラウド・コンピューティングとなっていますし、Nicholas Carr氏の「The Big Switch: Rewiring the World, From Edison to Google」が参考になるかもしれません。

ITアーキテクト Vol.17 (IDGムックシリーズ)
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The Big Switch: Rewiring the World, From Edison to Google
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『やっぱり変だよ日本の営業』、『人材いらずの営業戦略』

  • 2008-06-18 (水)

やっぱり変だよ日本の営業―競争力回復への提案』と『人材いらずの営業戦略』をまとめて読みました。

やっぱり変だよ日本の営業―競争力回復への提案

人材いらずの営業戦略

SFAで有名なソフトブレーン株式会社に興味を持ち、創業者の宋氏が書いた『やっぱり変だよ日本の営業』と、宋氏と現在の代表取締役社長が書いた『人材いらずの営業戦略』を読みました。

やっぱり変だよ日本の営業』の方は、宋氏が自分が開発したソフトウェア(SFAではなく、土木解析ソフト)を販売する企業を立ち上げ、日本でビジネスをしていく中で気づいた営業のやり方の問題についてまとめられています。

最終的に、ソフトブレーンが提供するeセールスマネージャーの紹介につながるのですが、それまでに展開される話が非常に納得のいくものなので、それらの問題を解決するソフトとして、eセールスマージャーの効果を納得しながら読むことができました。

本書の初版が2002年ですが、この当時で、web経由でこれだけきめ細かいサービスを実現するサービスがあったことに興味を持ちました。

人材いらずの営業戦略』の方でもeセールスマネージャーの紹介はほんの少しありますが、メインはどうすれば営業を改善できるのかということについて、具体的な取り組み方についての話です。

こちらでは「プロセスマネージメント」という考え方や情報管理の重要性が説かれています。属人的な営業プロセスをきちんと管理することや、各人の情報を共有する重要性は色々なところで散々言われていますが、本書ではより具体的で、視覚化しやすい取り組み方が紹介されています。

どちらの本も、日々、なんとなく取り組んでいる営業のやり方や、仕事の進め方などについて考え直す良いきっかけとなるものです。

やっぱり変だよ日本の営業―競争力回復への提案
宋 文洲

4931466656

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人材いらずの営業戦略
宋 文洲

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『日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由』

日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由』を読みました。

日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由

いろいろな議論がなされている日本のソフトウェア産業ですが、それがダメな理由を「会社」「エンジニア」「業界」「ユーザー」の4つの視点から考察し、エンジニアやユーザーへの提言をまとめたのがこの本です。著者と親しく、かつこの業界で長らく活躍されている方を集め、座談会を行い、そこから得られた意見を紹介しながら、考察をしていくという流れになっています。

実際に現場にいる人からの提言ということで、何らかの形でこの業界に関わったことがある人にとっては、納得のいくような議論がなされていました。言い換えれば、目新しい内容はあまりなかったという印象です。ただし、そのような内容でも、現場に長年携わってきた人たちの意見を通して確認することで、この業界が抱える問題の根深さに気づいたという感じでした。

考察している視点は「会社」「エンジニア」「業界」「ユーザー」という4つですが、提言はエンジニアとユーザーへ向けられているものだけだったので、それだけではなく、業界として、あるいは企業としてどうやって今後成長していくのかという観点からの提言も読みたかったですね。そういう観点を知るためには、日本に限らないソフトウェア企業についての考察として『ソフトウエア企業の競争戦略』が良いのでしょうか。(他にオススメがありましたら教えてください)

本書の内容とは少しずれるかもしれませんが、途中「エンジニアがつまらない会社にとどまる理由はない」というところで、以下のようなコメントがありました。

彼ら(独立したり、フリーでやっている人のこと)は腕に覚えがある人たちだから会社を出ても食べていけるのだろう、という見方もあるかもしれない。だがそれは逆で、「1人でも食えるように」と思ってやってきたから、現在の彼らがあるのだ。生まれつき覚えがあったわけではない。

この意識は、エンジニアに限らず、非常に重要だなと思いました。

親友の中村くんがblogで「貸し借り」という興味深いエントリーを書いていたんだけど、雇われの身である時は、給与明細を見て「この金はどこから来てるのか」というのを考え、日々の仕事では中村くんの言うところの貸し借り関係を常に意識しながら仕事をすることが大事なんじゃないかと思う。

・貸し借り - Wordyweb
http://wordyweb.jp/2008/06/post-4.html

これは、最終的に独立することを目標としていなくても、絶対に必要な視点だよなということを、ここ2, 3年ずっと考え続けてます。

日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由
久手堅 憲之

4774134066

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『マーケティング・リサーチの実践教科書』

  • 2008-06-16 (月)

マーケティング・リサーチの実践教科書』を読みました。

[実務入門] マーケティング・リサーチの実践教科書 (実務入門)

マーケティング・リサーチ関連では、以前にも『「市場調査」集中講座』も読みましたが、もう少し理解を深めるために手を取ったのがこれ。『マーケティング・インタビュー 問題解決のヒントを「聞き出す」技術』を書いた上野啓子さんのマーケティング・リサーチ教科書です。

タイトルに「実務入門」とある通り、基礎的なところから非常に丁寧に解説してくれている本です。基礎的なところから扱っているとはいえ、内容は犠牲になることはなく、マーケティング・リサーチの開始から分析までを、調査票のサンプルなども随所で紹介しながら解説してくれています。個人的には、モデレーターの役割を解説する部分で、簡単なケーススタディのように、状況に応じた対処の仕方を説明してある部分が特に参考になりました。

また、巻末には「歯科クリニックの利用における住民意識リサーチ」というケーススタディが載っていて、一通りのリサーチを追体験することができます。

既にマーケティング・リサーチに関わっている人には当たり前の内容ばかりかもしれませんが、そういう人でもどうやって新人に教えるかと悩んだ時などに役に立つかもしれません。

この分野は、ある程度基礎的な知識を頭に入れたら、あとは実際にやってみるしかないという感じがしますね。

[実務入門] マーケティング・リサーチの実践教科書 (実務入門)
上野 啓子

4820745050

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『新字源』

  • 2008-06-15 (日)

新字源』を買いました。

角川 新字源

最近はぼちぼちと『易経』を読み進めています(本当にぼちぼちですが)。

読み進めていると、どうしても漢字をきちんと理解したい欲求が出てくるので今回買ったのが『新字源』。他の漢和辞典とも迷いましたが、実家で使っていたということもあり、やはり今回もこれにしました。

この辞典の特徴として、「編者のことば」の冒頭では、

これまでの漢和字典は、漢文読解のためと、国語の中での漢字や漢語を正しく知り書くためとの、二つの用途があった。一冊の字典で両方に兼用できるのは便利であるが、字典はまず漢字の本来の意義と用法についての知識を提供することを任務とするはずだと私どもは考える。同じ漢字や漢語が漢文と国語のどちらにも現れるならば、その原義を知ってはじめて国語における用法も説明が可能となるからである。それはけっして国語を軽視するのでなく、かえって国語の中での漢字や漢語の役割を正当に位置づけるためである。この辞典は右の認識の上に編集の方針をたてた。それゆえ、漢字(親字)と熟語を選ぶにあたって、まず漢籍で広く用いられるものを採り、国語の用法を付記することにした。

と書かれていて、漢字を深く理解するのに役に立つ辞書として期待が持てます。

易の六十四卦で使われている漢字をひくと、その卦の形(このページに載っている表の一番左の列にある形)と簡単な説明も載っています。

今月から来月にかけては、一気にいくつかの仕事が入ってきてしまったので、なかなか時間が取りにくいですが、『新字源』をひきつつ、少しずつ易経の世界を堪能したいと思います。

角川 新字源
小川 環樹 西田 太一郎 赤塚 忠

4040108043

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「マリオカートWii」

ちょっと前になりますが、「マリオカートWii」買っちゃいました。

マリオカートWii(「Wiiハンドル」×1同梱)

以前に妹夫婦の家に遊びに行った時にやらせてもらったのがきっかけ。ゲームなんてあんまりやらない自分でもすぐにやり方を飲み込めて、ともすれば勝てちゃうというWiiの親しみやすさにまんまとやられた形です。

実際に家でやってみると、やっぱりこれがなかなか良くできていて楽しい。良い感じのストレス解消になります。

ちなみに、うちの場合Wiiを常にテレビに接続している状況ではないので、やろうと思うとコードやら電源やらをいちいちつながなくてはいけないので、そういう意味でハマリ過ぎることもなく、適度に遊んでる感じです。

子供や一部の熱心な人がやるものというイメージがあったゲームを、ここまで身近なものにしたというのは、つくづく任天堂すごいですね。

こうなると「Wiiフィット」も興味が出てくる…。

マリオカートWii(「Wiiハンドル」×1同梱)

B000TKWVRG

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『90日変革モデル』反応

  • 2008-06-13 (金)

90日変革モデル』が発売されて1ヶ月弱が経ちますが、ネット上でもいくつか反応を見かけるようになりました。反応していただいた方に感謝しつつ、いくつかご紹介します。

◆ビジネス書の杜: プログラムマネジメントのツボ
http://people.weblogs.jp/books/2008/05/post-0d2b.html

まずは、いつも有益な情報を提供して下さっている「ビジネス書の杜」で発売後、早々に取り上げていただきました。

訳者があとがきに書いているように、ここで展開されているモデルは、変革手法として一般的に述べらているものとそんなに大きな違いがあるわけではない。ただ、非常に評価できるのは90日間というスケジュールの設定をしている点も含めて、非常に具体的である点だ。どのような会議を開くか、その会議でどのようなアジェンダを議論するかまで含めて説明されている。その点で、非常に実践的な本である。

特に冒頭にも述べたように、90日を如何に合理的、かつ、効果的に活動するかは極めて重要であり、そこにこれだけ具体的な方法論を提供してくれる点で素晴らしい本だと思う。

このエントリーの冒頭でも書かれているように、好川さんのご経験から90日という期間の重要性をご指摘いただきました。好川さんが書いて下さっているように、具体的であるというのは本書の特徴的な点で、プロジェクトの進め方などが詳細に説明されていますので、ぜひ皆さんの日頃のお仕事の参考にしていただければと思います。

ちなみに、好川さんのプロジェクトマネジメントOS本舗の書籍プレゼントコーナーにて、『90日変革モデル』もプレゼントさせていただく予定ですので、ご興味がある方はご覧ください。

◆【MBA講座】ビジネスでチャンスを掴む秘訣とは? [まぐまぐ!]
http://archive.mag2.com/0000108765/20080603180000001.html

【MBA講座】ビジネスパーソンとして“自分ブランド”を確立するためには?」というメールマガジンの2008/06/03配信分でもご紹介頂きました。

特に“目から鱗”的な真新しい手法は述べられていませんが、変革の期間を30日の3フェーズに分け、それぞれのフェーズで企業が取り組むべき対応策をマニュアル的に解説していますので、短期間で変革を望む企業にとっては、この書籍に沿って革新プログラムを実行するだけで90日後にはこれまでとは違った企業に生まれ変わることが可能になっています。

自社は変わらなければ業界で生き残っていけないという危機感をお持ちのマネジメント層には必読の書と言えるのではないでしょうか。

というご紹介をいただき、必読度でも星5つをいただきました。

◆『90日変革モデル企業変革を加速させる3つのフェーズ』:知識をチカラに
http://tikara.bizpnet.com/keiei/003028.php

ビジネス書の書評・ビジネス誌・テレビ メルマガブログである「知識をチカラに!」でも取り上げていただきました。

こちらのblogでは、

これら4つの特徴が、成功した変革には備わっていたそうです。ひと言で言うと、徹底しているということでしょうか。本書だけではないですが、成功している人や企業を見ると、その共通点に徹底するというのがあるように感じています。

というように、本書の冒頭でも紹介されている「重要な成功要因」に着目されています。

◆ソニー:何故アップルに負けたのか・・・べナム・タブリージの見解 - 熟年の文化徒然雑記帳
http://blog.goo.ne.jp/harunakamura/e/7ed7de1ee846b691d9e5ad2a7b94eaf6

最後に「熟年の文化徒然雑記帳」で取り上げて頂いた内容のご紹介です。

こちらのblogでは、

経営組織変革論のべナム・タブリージ教授が、近著「90日変革モデル Rapid Transformation : a 90-day plan for fast and effective change 」で、激動のポストモダン社会(ポストインターネット社会)において、今日の企業が生き抜くために如何に変革して行くべきか、自ら編み出した現在の社会で利用できる効果的な変革の法則や実践方法を説いている。

その中で、成功ケースとして、スティーブ・ジョブズのアップルのトランスフォーメーションを詳述しているのだが、僅かだが、ソニーと対比している箇所があり、興味深いので、その論点について考えてみたい。

として、ソニーの経営について考察されています。

本書は、実際の企業の事例が豊富なのも特徴です。冒頭では、こちらで紹介されているアップルとソニーの他に、GMと日産やノーテル・ネットワークスとベイ・ネットワークスなどの比較をしていて、その後、3M、IBM、インテーザ銀行、スカンジナビア航空、GE、HP、P&G、ベリサイン、ベストバイ、ホームデポなどの多くの企業の事例が紹介されています。

また最終章では、ケーススタディとしてカーリー・フィオリーナのHPとマーク・ハードのHPを詳細に比較していますが、ここも読み応えがあると思います。

ご紹介下さった皆さん、ありがとうございます!

90日変革モデル 企業変革を加速させる3つのフェーズ (Harvard Business School Press) (Harvard Business School Press)

『国銅』

  • 2008-06-03 (火)

国銅〈上〉〈下〉』を読みました。

国銅〈上〉 (新潮文庫)

国銅〈下〉 (新潮文庫)

ちびちび読もうと思ってゆっくり読み進めていたけど、途中から止まらなくなり一気に読んでしまいました。久々に想像の世界の中でいろいろな思いを馳せた体験でした。

人は、日々様々な形で学び、同性・異性を問わず他人を愛し、時には人を助け、時には愛する人の死にも直面する。そんな起伏の激しい毎日であっても、力強く、淡々と生き抜いていく。そういう人間本来の強さが描かれているのがこの『国銅』という小説のような気がします。

国銅』は、天平時代に行われた東大寺の大仏建立を取り巻く話です。

主人公の国人(くにと)は、自身の故郷である周防国(現在の山口県の東南半)や奈良の都で、大仏建立の役に就いています。周防では銅を作り、都では大仏の鋳造などに携わります。仕事は決して楽なものではなく、また都への移動や周防への帰郷も命がけです。

そういう希望の少ないような環境で、主人公の国人は様々な人と出会い、そして学び続けることで、自分の世界を広げていきます。

話は国人を中心に進み、いつの間にか国人と一緒に悩んだり、悲しんだり、時には喜んでいる自分に気がつきます。そうしているうちにあっという間に話は終わりを迎えます。

良いなと思ったのは、話の最後でぷっつりと何かが終わるわけではないということ。色々なことがあり、環境も大きく変わりながらも、まだ若い国人の人生はこれからも続いていく。そういう余韻を残して話は終わりますが、その余韻がこの先も生きていく希望のように感じられます。

我々個人というのは、時代の大きなうねりの中では、ただひたすらその中に身を任せることでしか生きていけません。よく「現代は今までにないほどの大きな変化が起きている」というようなことを言いますが、これは現代に限ったことではなく、おそらくどんな時代でも、その時代に生きている人はそう感じていたのかもしれません。

それだけ時代の流れというのは大きなもので、その中にいるひとりの人間というのは、いかにも頼りなく、か弱い。それでも、そういう時代の中で、どれだけ良く生きるか、自分の人生を最大化するのかというのは、個人にかかっているものであり、「どうにかできる」ものなんでしょうね。

そういう自分の人生を切り開いていく逞しさやひたむきさを、ひしひしと感じた読書体験でした。

国銅〈上〉 (新潮文庫)
帚木 蓬生

410128816X

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