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2008-06-02
『キャズム』
- 2008-06-02 (月)
- 本
今さらですが、『キャズム』を読みました。
キャズムとは『イノベーションの普及』のロジャーズが提唱するイノベーション普及論におけるアーリーアダプター市場とアーリーマジョリティ市場の間に存在する溝(キャズム)のことです。
ハイテク業界においては、アーリーアダプター市場の顧客(ビジョナリー)とアーリーマジョリティ市場の顧客(実利主義者)の性質の違いから、このような「キャズム」が存在し、単にアーリーアダプター市場での実績を引っさげていくだけでは、そのキャズムを超えることはできず、結果としてアーリーマジョリティ市場は攻略できないという考え方です。しかも、このアーリーマジョリティ市場を攻略できなければ、メインストリーム市場で受け入れられることはなく、製品として成功することはないと言われています。
原書の『Crossing the Chasm』1の初版が出たのが1991年で、改訂版が出たのが1999年。訳書である本書が出たのが2002年。この考え方が世に出てから随分と時間が経っていて、いろいろなところでキャズムの考え方が紹介されていたり、その考え方に基づいた分析がなされているため、自分自身もキャズムの考え方を断片的には理解していましたが、改めて一冊読んでより深く理解ができました。
本書の中でも第4章から第6章までは、キャズムを超えるための具体的な考え方が書かれており、今、自分がいくつか考えていることにも応用できるようなヒントを得ました。特に、数値的な分析ではなく情報に基づく直観を利用して意思決定を行うという部分は、もちろん実践は簡単ではないでしょうが、大きなヒントになるものでした。
続編である『ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション』も買ったので、続けて読んでみようと思います。
ちなみに、キャズム理論について手っ取り早く理解したいという場合は、以下の記事がオススメです。
・キャズム - @IT情報マネジメント用語事典
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/chasm.html
・ブログはキャズム(ハイテクの落とし穴)を越えてブレイクするのか?:Goodpic
http://www.goodpic.com/mt/archives/000227.html
・イノベーター理論(1) | マーケティング・コンセプト | ミツエーリンクス
http://www.mitsue.co.jp/case/concept/02.html
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- リンクは改訂版 [↩]
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