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『「空気読み」企画術』

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「空気読み」企画術』を読みました。

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レビュープラスさんに献本いただきました。

企画関連の本というと、発想法に偏ったものか、あるいはドキュメンテーションに偏ったものかのどちらかが多いような気がする。

前者を読めば、なんとなくアイデアの出し方はわかったような気になるものの、それをどう企画作成に活かせばいいかがしっくりこない。後者を読めば、資料の作り方はわかったような気になるものの、肝心の中身をどう考えればいいかわからない。

今回読んだ『「空気読み」企画術』は、そのどちらでもない、企画作りに本当に使える一冊。

本書の冒頭で

「いい企画」とは、課題を解決する企画です。

と書いてあるけど、この本自体が、まさにそれを証明している。

意外とその本で主張していることを、本自身が実現できてないことがある中(だって「わかりやすい日本語を書く」というテーマのわかりにくい本とかあるでしょ?)、この本はまさに今までの企画本の「不満」を解消してくれる本だ。

どういう点でそう思うかというと、例えば、企画は次のような関係者に「理解」してもらわなければいけないとして、挙がっているのがこの4者。

①まずは、社内で承認を得る(主に上司)
②社内関係者の協力を得る(他部署、関係部署)
③社外の関係者の協力を得る(業務委託するパートナーやコラボする企業など)
④その企画で実現するサービスや製品を、使ってもらうユーザー、購入してくれる顧客に理解してもらう

この①と②が出てくるところは、大いに頷いてしまった。企画って、外部のお客さまのところに持っていく前に、「内部のお客さま」である社内での調整の方に手間取ったりする。

この本を読めば、そういうツボもきちんと押さえ、対処法も理解することができ、「顧客ニーズ」という御旗を掲げすぎて、かえって社内で通らないという、実はありがちなミスも防ぐことができる。

第4章では、それまで紹介された考え方やフレームワークを実際に使って、企画を作り込むケーススタディが紹介されているので、ここをきっちり読み込めば、頭で理解しただけでなく、使い方も理解することができる。

そして何よりも良いのは、自分はまだ企画を作ることなんてなくて、上が作った企画を与えられるだけだという人でも、第2章の「発見体質」に変わるトレーニングは、誰でもすぐに実践することができ、いざ自分が企画を作る段階になった時に向けて、足腰を鍛えることができる。

本書の最初の方で

「空気読み」企画術は再現性のある方法

と書いてあるように、ただ、鑑賞して終わるだけではなく、企画のアイデアの元となる情報を集めるところから、社内を巻き込んで、企画を通すところまで、具体的に理解し、実践することができる本書は、献本されたからということを抜きにしても、オススメの一冊です。

高度なことやツールについて(例えばEvernoteを使うところ)、さらっと書いているところもあるので、何度か読み返したり、関連する本(例えば『イノベーションの普及』とか)や情報を調べてから読み直すと効果的かもしれません。

「空気読み」企画術

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