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『きみが住む星』

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きみが住む星』(池澤夏樹著/文化出版局)を読みました。

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今日の日経の朝刊の「電縁の時代」という記事に、向井万起男さんの話が出ていました。彼の自宅には高さ1メートルを超す紙の山があるそうです。それは、現在ヒューストンで暮らしている宇宙飛行士の奥さん、向井千秋さんとのメールのやり取りを印刷したものだとか。

彼らは結婚後17年間のうち2年半しか一緒に暮らしたことがないそうです。そういう環境の中、やり取りしているメールを印刷し、引退後それを一緒読み返すようです。

世の中には、何らかの理由で一緒にいたくてもいられない環境にいるふたりがいる。この『きみが住む星』に出てくるふたりもそんなふたりです。旅をする主人公が、自分の恋人に手紙を送る。ここに載っているのは、その手紙。そして、それぞれの手紙の前には、手紙の内容に合わせた素敵な写真が載っています。

自分の大切な人に伝えたいたくさんのこと。それは、ふと思ったことだったり、取りとめもないことだったり、大切な人への心遣いだったり。そういう大切な人に贈った大切なことばがたくさん詰まっているのがこの本です。Ernst Haasさんの想像力を膨らます写真と共に綴られる池澤夏樹氏の言葉の向こうに、そんな「大切な思い」を感じてしまいます。

ちなみに、昨年末のニュースですが、池澤夏樹さんが司馬遼太郎賞に選ばれましたね。

その池澤さん、さっきWikipediaで「池澤夏樹」を調べてみたら、お父さんが福永武彦氏だったと知ってびっくり。福永武彦は高校生の頃、けっこう読んでましたねぇ。ちなみに娘さんの池澤春菜さんは声優として活躍してるそうです。よく知りませんでしたが…。

また、既に知ってる人も多いと思いますが、池澤夏樹オフィシャルサイトCafe Impalaでは、NEWSとThe Age of PandoraのページがMovable Typeで作られてました。CafeImpala.gif

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