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『モチベーション自己革命』

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モチベーション自己革命』を読みました。

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ここ最近、なんだか仕事に納得のいかないことが続いていた。そうやってくすぶっている自分の愚痴を散々聞いてくれたり、夜中の突然の飲みの誘いを巧みにかわしてくれたりした自分の周りの人々に感謝である。そんな中、愚痴を散々聞いてくれ、たまに飲みの誘いを巧みにかわしつつ、おまけに本までくれたのがWordywebのNakamuraくん。本当に感謝である。その本というのが、この『モチベーション自己革命』だ。

著者の小笹氏はリクルートなどを経て、リンクアンドモチベーションの立ち上げた人物。リンクアンドモチベーションは、モチベーションエンジニアリング(「コンサルティング」ではないところが面白い)を売りにしている会社である。

・組織と個人のモチベーションエンジニアリング ― リンクアンドモチベーション
http://www.lmi.ne.jp/main2.php

その小笹氏が一見コントロール不能のように思えるモチベーションをコントロールし、キャリアを積み重ねていく方法を説いてくれているのがこの本だ。

モチベーションをコントロールするための第一歩は自分のモチベーションタイプを知ることだとある。実際、本文の中でいくつかの質問に答えることで、自分のモチベーションタイプを知ることができるようになっている。モチベーションタイプを知るためのチェック項目として、思考行動パターンと職務志向特性が挙げられており、その中でのタイプとその特徴が述べられている。

ここで面白いのは、タイプごとにモチベーションがアップしやすいシーンとダウンしやすいシーンを紹介していることだ。例えば自分だと、次のようなシーンでモチベーションが下がりやすいそうだ。

・周囲が低い業績を容認したり、高い業績に対して無関心だったとき
・形だけの手続きや、煩雑なルールに則した仕事をするとき
・自分に無関係と思われる知識の習得を要望されたとき
・決められたことを、決められた方法で行うことを要望されたとき

(うーん、こうやって見ると、自分はただのわがままなんじゃないんだろうか…)なんてことも思いつつ、まずは自分のモチベーションの上がり下がりの契機となるパターンをつかめるというのは面白い。

これらの自分の特徴を理解した上で、モチベーションをコントロールしていく方法が紹介されていく。ここで新鮮だったのは、世の中には「変えられるもの」と「変えられないもの」があるとし、「変えられないもの」への集中はストレスの素だという。一見当たり前のように聞こえるが、実際に自分が何かに苛立ったり、やる気を削がれている時のことを振り返ると、この「変えられないもの」に振り回されていることが多いことに気づく。

この大原則を紹介し、本文では具体的にモチベーションをコントロールしていく方法として「スイッチ&フォーカス法+シャットダウン法」というものを紹介している。要は、思考を切り替え、モチベーションを下げる原因となっているような近視眼的な、狭窄な視点を切り替える方法を紹介してる。後に続く章では、これらの方法を使ったケースを数多く紹介している。

読んでみると、どれも画期的に新しい方法ではないことに気づく。中には、なんとなくでも今まで自分がやってきた方法などもあるだろう。しかし、この本では、それらの「なんとなくやってきた」ような方法を言語化、体系化して紹介してくれている。シンプルな方法をわかりやすく説明してくれてはいるが、どれも一朝一夕に身に付くものではないだろう。これらの方法論を常に意識して、毎日の仕事の中に取り入れていくことが必要になるはずだ。

仕事に対するモチベーションが下がってきてしまっている人はもちろん、部下の低いモチベーションに悩む方、あるいは人事関連の人にもお薦めだろう。

☆これも読んでみたい
・『戦略プロフェッショナル・ベーシック・スキル
・『自己発見の瞬間
・『モチベーション入門

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