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『仕事のやり方間違えてます』

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仕事のやり方間違えてます』を読みました。

仕事のやり方間違えてます

なかなか煽動的なタイトル。副題に「成功を手にする理系思考10の法則」とある。読んでみると、タイトルも「理系思考」というのもちょっと言い過ぎな感じがするところを見ると、書名や副題は著者がつけたものではないのあかもしれない。実際、本文の中では「理系思考」という言い方よりも「プロジェクト思考」という言い方がよく使われている。

それでは、著者の言う仕事のやり方やプロジェクト思考とは何なのか。

著者の定義によると、仕事とは価値を生み出すことだそうだ。また、ルーティンの仕事と異なり、プロジェクトというのは価値の連鎖を作っていくことであり、そのための仕事の方法を獲得することが大切だという。著者の掲げる10の法則とは次の10個。

01. 「プロジェクト思考」何か
02. ビジョンという戦略力
03. 「創造のプロセス」を構築する
04. 競争力のあるコンセプトを生み出す
05. コンセプトを具体化(デザイン)する
06. チームの力を最大に高める
07. マネジメントの技術とは
08. 危機に対応する能力
09. 三つの能力・二つの哲学
10. 仕事力を高める思考習慣術

これらの10個について、著者が実際にプロジェクトとしてリードしたアメリカズカップの体験を交えながら展開していく。

実際に自分ができているかどうかは別として、すべてが目新しい考え方ではなかったが、参考になる点もいくつかあった。その中でもひとつ挙げるとすると、8つめに挙げられている「危機に対する能力」の中にある次の一節。

30代、40代は、人が社会人として一番成長する年代です。(中略)30代、40代に、たくさんの挑戦をし、結果として、いくつかの成功と、いくつもの失敗や挫折を体験することによって、2つのことを学習します。

1. 失敗や挫折を少なくする「マネジメント力」
2. 失敗や挫折から立ち上がって、乗り越える「再起力」

この2つの力を、30代、40代に養ったかどうかで、その人の仕事力が成長するかどうかが、ほとんど決定されるといってもいいすぎではありません。

この「再起力」というのは、30代、40代になるまでもなく、20代のうちにとことん身につけておくと良いだろうなぁと、自分が日頃思っているものだ。幸い、再起力を必要とされる条件は十分すぎるほどに整っている。周りを見ても、この力が強い人とそうでない人は、結果的に「仕事ができる人とできない人」につながっていくような気がする。(完全に相関があるわけではないけど)

幸い、今は仕事の場でプロジェクトをやることを求めなくても、インターネットを使えば自分でいくらでもプロジェクトを立ち上げることができる。著者がこの本の最後の方にも書いている通り、実際にプロジェクトをやってみて、障害にぶつかって、初めてわかることは山ほどある。

実践前の心構え、あるいは指針として、この本を読んでおくのも悪くないかもしれない。

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