『仕事の80%は月曜日に終わらせる!―できる人の「一週間の使い方」完璧マニュアル』を読みました。
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仕事の80%は月曜日に終わらせる!―できる人の「一週間の使い方」完璧マニュアル 中島 孝志プレジデント社 2007-04 売り上げランキング : 25219Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「また明日から月曜日」というタイミングで何とも目を引く一冊。ザッと目を通してみました。
月曜日というのは大抵の人にとって新しい一週間の始まり。その月曜日を上手に使いこなすことで、一週間を効率的、生産的に過ごせると説いている一冊です。
いろいろと書かれていますが、「月曜日だから切りの悪いところで終わらせる」というのが参考になりました。これは、中島氏だけでなく、小説家やその他色んな人が言っていたのを目にしたことがあって、自分も実践していたことでした。要は、仕事を切りの悪いところで終わらせると、再開した時にエンジンがかかりやすいということ。
この本では「ザイガニーク効果」と呼ばれていたので、「ほほぉ、そう呼ぶのか」と思い検索してみると、中島氏の著作関連しかヒットしませんね。(「ザイガニーク」で検索すると氏の『キラー・リーディング』の書評がヒットしますね) いろいろ調べてみると、日本語では「中断効果」と呼ぶらしく、他には「ザイガルニック効果」、「ゼイガルニーク効果」、「ツァイガルニック効果」という表記がありました。
中断効果の話の他には、「火曜日の準備をして帰る」という話も参考になりました。これは、月曜日に限らず「翌日の準備をして帰る」と言い換えた方が良い気もしますね。「この準備は明日の午前中やろう」というのがいかに危ういか。朝の電車が止まる場合もあるし、朝予定通りに起きられない場合もあるかもしれない。急いでやっている時に限って誰かに仕事を頼まれたりする可能性もある。仮に間に合ったとしても精神衛生上良くない。
前の晩に終わらせて、一晩寝かせて、朝一で見直し、というのは鉄則にしたいところですね。
最後に、この本で一番ためになるのは、この本そのものの作り方にある気がします。中身を見ると、よくある仕事術の内容で新鮮な内容は少ないのですが、それを「月曜日」という切り口で設定し直したことで、新しい一冊になりました。この頭の使い方は、他のことにも応用できそうですね。
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