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『地頭力を鍛える』

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地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』を読みました。

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

この本が出る前から、「うちは地頭がいい人しか取りません(いません)」というようなセリフを聞くことがあって、その度に、なんとなく胡散臭い印象を持っていた。

「地頭がいい」というのがどういう人を指すのかは、なんとなく想像がつくものの、全員が同じ定義で聞いているとは限らない場面で、そういう言葉を振りかざすのもどうかなぁと思っていたのだ。

今回読んだ『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』は、その「地頭」について取り扱った本。以前に「Think!」の特集で地頭力が取り上げられたのが、本書のきっかけのよう。

本書では、「地頭力」の必要性が高まってきている背景を説き、その後、「地頭力」を体感するためにフェルミ推定を体感。その後、フェルミ推定に取り組むに当たって必要な要素を、著者が考える「地頭力」の構成要素として、それぞれについて詳しく紹介しています。

読んでみて感じたのが、何かしら思考系の基礎本(例えば『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』とか)を読んだことがある人であれば、総論としては通じる部分が多いので、必ず読まなくてはいけない類のものではないということ。

Amazonのレビューにもありますが、本書は地頭力を「鍛える」ための本というよりは、地頭力の構成要素(仮説思考力やフレームワーク思考力)を「紹介」している本で、本書を読むだけで鍛えられるということはあまり期待できません。

たとえるならば(本書で言う「アナロジーで考える」ということですかね)、むやみに筋トレをやっていた人にとってのTarzanみたいなもの。闇雲にやるのではなく、どこをどうやって鍛えれば効果的かということまでは教えてくれるのですが、当然ことながら、その後は自分で地道に取り組まなければいけません。

個人的には、考えるくせをつけるために一番大切なことは、本書で「知的好奇心」として少しだけ触れられているところで、小山薫堂氏の『考えないヒント―アイデアはこうして生まれる』の事例として挙げられている、常に「自分だったらこう考える」という姿勢を持ち続けることなんじゃないかと思います。

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)

いろいろと書きましたが、この手の本をまったく読んだことがない人にとっては、一度目を通しておいて損はない本だと思います。

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
細谷 功

4492555986

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