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『後世への最大遺物』

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後世への最大遺物・デンマルク国の話』を読みました。

後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)

Wikipediaによると「日本人のキリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者」と紹介されている内村鑑三氏。

今まで日本史の時間に習ったような『余は如何にして基督信徒となりし乎』であるとか、不敬事件を起こした人であるとか、その程度の知識しかありませんでしたが、たまたま『後世への最大遺物・デンマルク国の話』をAmazonで見つけたところ、評価が高かったので手に取ってみました。

本書に収められている「後世への最大遺物」というのは、明治27年(1894年)に箱根で開催されていたキリスト教徒第6夏期学校での内村鑑三の講演録です。人生の真の生き方は何か。自分たちが後世に何を遺すことができるのか。そういう問題意識の元、内村鑑三氏が様々な偉人の功績やエピソードを交えながら、自身の考えを披露していきます。

我々がこの世に遺していく記念物は何か。氏の考えは、Amazonの内容紹介や本書の表紙にも書かれてしまっていますが、せっかくなのでここでは紹介しません。ただ、その答えを先に知ってしまったとしても(自分はそうだったんですが)、とても読み甲斐のある講演録でした。講演録自体は70ページほどなので、すぐ読むことができます。

3年ほど前に書いた「十年残る仕事」というエントリーでも、10年後も残っていくような仕事は何だろうと考えていたのですが、その時には思いも付かなかったような考え方を本書で知ることができて新鮮でした。

内村鑑三氏自身さまざまな「遺物」を遺しているわけですが、本書の内容ももちろんのこと、本書から垣間見られる骨太な生き方も後世に何かを遺す人の生き方の例として参考になるものでした。

本書はしばらく前に読んで、そろそろblogに書こうと思っていた時、「最後の授業」で話題になっているランディ・パウシュ教授が亡くなったことを知りました。

・CNN.co.jp:「最後の授業」のパウシュ教授死去
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200807270012.html

最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版
最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版

自分自身の力ではどうしてもコントロールできないことがたくさんある人生を、いかに意義深いものにするか。それは全て自分自身にかかっているのかもしれないなと思った出来事でした。

パウシュ教授の『最後の授業 ぼくの命があるうちに』も買ったので、読んでみたいと思います。

後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)
内村 鑑三

4003311949

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