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『雪国』

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雪国』を読みました。

雪国 雪国
川端 康成

岩波書店 2003-03
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「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」

という有名な一文で始まる川端康成の作品。

全体を通して描写がとても美しい。そして、登場人物である駒子と葉子は、美しさと同時に、言いようのない儚さも抱え込んでいるような人物として描かれ、その美しさ、儚さに翻弄される主人公島村の、淡々としながらも、心許なく揺れ続ける心の動きが全体を通して描かれています。

例えば、島村が駒子と一緒に山の中に入り、駒子の許嫁だと噂されていた行男の墓について口にした際、駒子が怒るという場面があります。しばらくして落ち着いた駒子が島村に言う、

ねえ、あんた素直な人ね。なにか悲しいんでしょう。

という言葉。

この言葉のように、どちらかというと日常ではあまり耳慣れない、しかし、とても儚くて、繊細な会話が続き、読んでいて息を飲む場面が続きます。

最後の場面も、景色の色の描写や思いがけない展開という点で、とても印象的でした。

雪国
雪国 川端 康成

岩波書店 2003-03
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