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『戦略経営に活かすデータマイニング』

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 『戦略経営に活かすデータマイニング』(山鳥忠司・古本孝著/かんき出版)を読みました。

 データマイニングというと「統計が絡んでくるから難しそう」とか「要するにツールの話でしょ?」というような感じで、どことなくつかみにくいイメージがありますが、この本では、そのような曖昧な部分をきちんと解説してくれており、読み終わる頃には、データマイニングについて明解なイメージを持つことができます。

 本書はデータマイニングに長年関わってきた著者らが、自分たちの独自の考え方も盛り込みながら、データマイニングを紹介してくれています。「こんな手法がありますよ」とか「こんなツールを使いましょう」というような単純な紹介ではなく、全体を通して、データマイニングをいかに経営に活かすのかという一貫した考え方があり、とても実践的な内容になっています。

 最初のデータマイニング概論では、統計解析とデータマイニングの関係、データマイニングとOLAPの関係、仮説検証と仮説発見の違いなど、どうしても曖昧になりがちな部分を、具体的な事例も交えながら整理してくれています。その後は、先にも書いたとおり、データマイニングをいかに経営に活かすのかという視点から、具体的な手法の使い方、社内に導入する際のポイント、プロジェクトの進め方などを解説しています。

 データマイニングに限らず、CRMやSCMなども「新しい経営手法」として、ツールばかりが注目されているような傾向がある中、この本のように、そのような手法の本質の部分を解説してくれている本は貴重です。

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