強烈!「フェンディ by カール・ラガーフェルド ~コレクション前夜」

昨日の日記で書きましたが、先月はヨーロッパに出張に行ってきました。

帰りはフランクフルト経由のANAだったのですが、噂に聞いていた新しい機体でした。

エコノミーでも余裕があるとは聞いてはいましたが、そこはエコノミー。通常のものと大幅に違うというほどでもなく、しかも隣に座ったドイツ人の体が大きく、快適とまではいかないフライトでした。

とはいえ、映画やドラマ、ドキュメンタリーが充実していて、もともと普段は映画やテレビを見る機会がないので、この機会にいろいろ見て楽しみました。

その中でも、一度見て強烈な印象を受け、二度も見てしまったのが「フェンディ by カール・ラガーフェルド ~コレクション前夜」というドキュメンタリー。

B003TM6WQC

紹介文をそのまま引用すると、

フェンディは毛皮コレクションでも有名な高級ブランド。デザインを手がけるのはカール・ラガーフェルドとシルヴィア・フェンディ。唯一抱える問題はラガーフェルドの住まいはパリ、フェンディ本店がローマ、そしてアトリエはイタリア各地に点在していること。ファッションショーが行われるのはミラノなので、コレクション準備のためおのずと人の行き来が激しくなる。ファッション界のカリスマ、ラガーフェルドは決して妥協を許さない。ローマでのフィッティングでは容赦なくデザインを却下し、新たなアイディアを次々に提示しては変更を求める。そしてこの季節恒例、ミラノへ向けてアトリエの大移動。長く波乱含みのコレクション前夜を迎える。(撮影2009年3月)

別にファッションに詳しくも何ともない自分でも一度見たら忘れないカール・ラガーフェルドと周囲のスタッフが、ミラノコレクションに向けて準備を進めていき、ショーを成功させるまでのドキュメンタリーです。

自分がまったくこの分野に疎いからというのもあるかと思いますが、ラガーフェルドのキャラの濃さから仕事ぶり、仕事に向ける情熱、周囲のスタッフの奮闘ぶりまで、とにかく強烈でした。

今でも耳にこびりついている(正確には字幕が目に焼き付いてる)のが、ラガーフェルドの

わたしは他人の無能さを証明するために仕事をしている

というセリフ。耳にこびりついていると書いた割には、間違って覚えてるかもしれませんが、だいたいこんな感じのセリフ。今年で77歳になる人のセリフとは思えません。

もちろん、このセリフに違和感を覚える人もいるでしょう。自分もこのセリフは強烈でしたが、だからといって、今後、これを信条にして仕事をしていこうと思っているわけではありません(笑)。

仕事に対する取り組み方は人それぞれですが、アウトプットの品質を究極にまで高めようとする姿勢と、その仕事に対する思い入れは、自分も心がけたいなぁと思った次第。

出張帰りの飛行機で、浮世離れしていた感があるとはいえ、普段とはまったく違う世界の中にいる、強烈なまでのプロフェッショナルに、大いに刺激を受けたのでした。

フェンディ by カール・ラガーフェルド ~コレクション前夜 [DVD]

フェンディ by カール・ラガーフェルド ~コレクション前夜 [DVD]
ジャン=ポール・ゴルチエ~コレクション前夜 [DVD] ソニア・リキエル ~コレクション前夜 [DVD] ファッションが教えてくれること [DVD] プロエンザ・スクーラー ~コレクション前夜 [DVD] サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ [DVD]
by G-Tools

【R+】BBT on DVD 大前研一ライブ

いつもお世話になっているレビュープラスで、今度はDVDを献本ならぬ献DVD(?)して頂きました。

今回の対象となったのは、これ↓

・R+(レビュープラス) ブログ: BBT on DVD 大前研一ライブ レビュアー募集中
http://blog.reviewplus.jp/2010/01/bbt-on-dvd.html

このエントリーにも書かれていますが、今回の対象となった「BBT on DVD 大前研一ライブ」というのは、こんなDVDです。

世界的に有名な経営コンサルタントの大前研一が、その週に起こった日本や世界の主要なトピックやキーとなるニュースを、独自の問題解決の視点と分析力で読み解いていき、地上波ではなかなか放送できないニュースの本質や裏側、隠された因果関係を明らかにし、それらが個人や企業に与える影響を詳しく解説するDVD教材です。
またこちらはスカパー!のビジネス・ブレークスルー757chにて、毎週日曜20時から放映中の「大前研一ライブ」をDVDに収録したものとなっております。

現代のように、検索すれば大抵の情報が調べられるという世の中では、何かを「ただ知っている」ということは、あまり大切なことではありません。むしろ、ある物事をどう見るか、その視点が大切になってきます(もちろん、その前提として「知る」ことは大事だとは思うんですけどね)。

自分なりの視点を持って物事を見ろ、とはよく言われることですが、慣れないうちは「自分なりの視点を持て」ということもわかりにくいし、自分なりの視点といっても、それが的を射ているのかどうかの判断も難しいところ。

そういう場合、今回の大前研一ライブのようなものを使って、まずは自分なりに考え、それに対して、この場合は大前研一氏はどのような視点で見るのかを、DVDの解説を通して確認するというのは良い練習になるのではないでしょうか。

個人的には、今回、スマートグリッドで一気に注目されるようになった日本ガイシがケースになっているのが参考になりました。

大前研一ライブはgoo ブロードバンドナビでも見られますが、残念ながらMacな人は見ることができません。それにDVDであればリッピングしてiPhoneなどでも持ち歩くことができるので(もちろん、個人的な利用に限ってですが)、DVDで見てみるというのも選択肢のひとつですね。

「紳竜の研究」

久々の投稿になってしまいました。

色んなところで話題になっているので知っている人も多いかもしれませんが、「紳竜の研究」が面白いです。

紳竜の研究

このDVDには、島田紳助と松本竜介のコンビ「紳竜」についてのDVDで、残念ながら亡くなってしまった松本竜介のいる病院へ向かう島田紳助の密着映像に始まって、紳助の吉本での特別授業、そして紳竜の漫才がおさめられています。

何よりもすごいのが、1枚目のDVDに入っている紳助の特別授業。

2007年3月NSC(吉本総合芸能学院)でただ一度だけ開催された紳助の特別限定授業「笑いの教科書の作り方」「売れるために一番大切なこと」「M-1の戦い方」を収録漫才を研究し尽くした島田紳助の二度と見られない『本音の芸人論』がここにある

この授業については色んな人が絶賛していますが、例えばBCG代表の御立尚資さんもこんな形で取り上げてます。(ちなみに、下記の記事にはネタバレに近い解説も載っているので、これから見る人はその点を踏まえた上でどうぞ)

・売れ続ける芸人、島田紳助のすごさに学ぶこと:NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20071127/141612/

漫才以外の部分ではすごいとは言い切れない部分もありますが、少なくともこのDVDに収められている紳助の特別授業の内容は本当に感心しますね。いろいろなところに感心しますが、全体を通して共通してすごいのは「自分がやってきたこと全てに理由付けができている」でしょうか。

仕事にしても、勉強にしても、趣味にしても、ただ漫然と努力を続けていっても、いつかは頭打ちになってしまう時が来るでしょう。

例えば、英語の勉強をしていて文法問題を解いていたとします。TOEICなどの文法問題で高得点を上げたいからといって、問題の量をこなすことを目標にして、それを実践していれば、ある程度までは正答率は上がるかもしれませんが、そういうやり方をしていれば、必ずどこかで伸び悩みます。

そういう場合に必要なのは、ただ量をこなすのではなく、「なぜ、この選択肢が正解なのか、なぜ他の選択肢では不正解なのか」という理由付けをきちんとすることです。

紳助の場合、自分がやったことに「なんとなくそうした」というのは一切なく(少なくとも漫才に限っては)、全てにおいて明確な根拠を持ってやっていることがすごいですね。

漫才に興味がない人でも、この特別授業を聞くために買う価値はあるDVDだと思います。

紳竜の研究
B000OQDSRC

関連商品
お笑いネットワーク発 漫才の殿堂
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書 し 4-1)
いつも風を感じて
哲学 (幻冬舎文庫)
お笑いネットワーク発 漫才の殿堂
by G-Tools

1 2 3