『IT一番戦略の実践と理論』

最近の仕事では、ITをどう活用するかという話だけでなく、ITを提供している企業からの相談も増えてきたので、『SIer,ITソフト会社のビジネスモデル再構築のためのIT一番戦略の実践と理論』を読んでみました。

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書店でも、上に書いたような「ITをどう活用するか」という観点から書かれた本はよく見かけますが、「IT企業が今の時代をどう乗り切っていくか」ということについて書かれた本はあまり見かけないですね。

見かけたとしても、総論的な話で終わってしまう本が多い中、本書は船井総研のコンサルタントである長島氏のコンサルティング経験に基づいた具体的な内容となっています。

「時流適応型一番マーケット構築法」と呼ばれる、船井総研らしい名前の方法論について解説している本で、この方法論の構成要素として、

  1. Area 【自社が一番になる領域】
  2. Strong Point 【独自固有の長所】
  3. Structure 【強みを支える仕組み】
  4. Marketing 【顧客が集まる仕掛け】
  5. Sales 【高確率で成約を実現するプロセス】

という5つが挙げられています。

5つの要素からわかるように、比較的一般的な戦略構築の方法論ではありますが、SIerやITソフト会社に特化して整理されているため、それらの企業に対するビジネスモデルを考える際に参考になる情報がたくさん紹介されています。

SIerやITソフト会社の経営にかかわっている方や、それらの企業の経営のお手伝いをするような方にとっては、参考になる一冊だと思います。

SIer,ITソフト会社のビジネスモデル再構築のための『IT一番戦略の実践と理論』
日経ソリューションビジネス

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「情報セキュリティ白書 2007年版」

ちょっとセキュリティに関して情報を集める必要があって、いろいろと探している中で、IPAの「情報セキュリティ白書」の存在を知りました。

・情報セキュリティ白書 2007年版 – 10大脅威 「脅威の“見えない化”が加速する!」 –
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/20070309_ISwhitepaper.html

112ページというボリュームですが、前提知識がほとんどなくても読めてしまうほどわかりやすく書かれています。

2007年度は、昨今の「見える化」の流れに反して、セキュリティに関する脅威は、以前のウイルスなどと違って被害にあったことに気がつかない「見えない化」が進んでいるということです。

そうして紹介されていた10大脅威も下のように一目でわかるようにまとまっていて、読んだ後の整理にも役立ちました。

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IBMがコグノス買収

少し前になりますが、IBMがBIベンダーのコグノスを買収しましたね。 

・米IBM、BIツールの加コグノスを約50億ドルで買収へ:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071113/287020/
 
上記の記事には、

今年に入り、BIソフト専業ベンダーの買収が相次ぐ。米オラクルが今年4月、約33億ドル(同3630億円)でハイペリオンを買収。先月には独SAPが約48億ユーロ(1ユーロ160円換算で約7680億円)で仏ビジネスオブジェクツの買収を発表している。これらの動きに続く形となった。

とあるように、BIベンダーの買収が続いています。

そんなわけで、自分が知っている範囲でBIベンダーの買収劇を少しまとめてみました。自分のために作った感じなので、ものすごくテキトーな感じです。(何か勘違いなどがあればご指摘ください。)

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(クリックで大きい画像をどうぞ)

こうして見ると、専業で頑張っているのはSASだけになるでしょうか。もしかしたら既にSASを狙っているところもあるかもしれませんね。

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