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「きりがない」と付き合う

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昨日から福島を中心に、再び大きめの地震が起きています。

3.11の地震からちょうど一ヶ月で、また大きな地震というのは、偶然としても落ち着かないものがありますし、今日になっても収まる気配はありません。おまけに今日になって福島原発事故の評価がレベル7に引き上げられました。

毎日落ち着かない日々が続きます。

もちろん、被災地の方々から比べれば、十分落ち着いた日々を送れているわけですが、比べ始めればきりがありません。

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そして、日々次々と流れてくる情報の量にも圧倒されます。

聞き慣れない用語や単位に加え、次々と明るみになる新しい事実。そこから飛び交う、さまざまな意見や考察、憶測、時には陰謀論めいたものまで、自分から集めようとしなくても、きりなく情報は流れ続けてきます。

そのような情報にまともに接していれば、スピッツの草野マサムネさんではないですが、体調を崩す人も出てくるでしょう。

本当にきりがありません。

自分や自分の家族を守るために日々情報収集は必要ですが、あらゆる情報を入手できるわけではありません。しかも、情報を収集したからといって、地震がいつ起きるのかは誰にもわからず、不安と隣り合わせで生活する日々はしばらく続くでしょう。原発のことを考えれば、「しばらく」では済まないかもしれません。

そうなれば心を決めなければいけません。「きりがない」状況に付き合うことを。

周囲の事態はいっこうに収まる気配もなく、情報も大量にありながら、肝心なことは出てこないという「きりがない」状況の中、私たちは日々、自分で判断をして、行動していくことが求められています。

最近の日本において、これほど個人の判断力が求められるような状況はなかったんじゃないかと思います。

国や自治体が守ってくれるわけではない。新聞やニュースは、誤った情報は流していないと信じたいですが、それでも全ての情報を提供してくれているとは限りません。ソーシャルメディアは過去の震災などにはなかった有用なツールですが、日々、仕事や生活がありますから、常にパソコンやiPhoneに張り付いているわけにもいかず、取捨選択が必要です。

「誰も信用できない」と悲観的になるほどの状況ではありませんが、それでも自分自身で判断する知識や冷静さ、そして勇気が必要です。

「きりがない」ことに匙を投げるわけでもなく、それに押しつぶされるのでもなく、この状況とうまく付き合っていくことが必要です。

そのためには、日々、目の前のことをきちんとこなすこと。正確な判断ができるための知識を仕入れること。冷静な判断ができるためにからだを整えること。(からだを整えることは、以前に紹介した『禅的シンプル仕事術』なんかを思い出します)

今日、4月12日は自分の誕生日。

まさかこんな状況で誕生日を迎えるとは思いもしませんでしたが、間違いなく、この体験は将来の自分に大きな影響を及ぼすものだと思っています。

未来のことを考えるのが簡単ではない状況ですが、しっかりと先を見据えて新しい1年を過ごしていきたいと思います。

Creative Commons License photo credit: Elsie esq.

One thought on “「きりがない」と付き合う

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