Evernoteユーザのためのライフログツール – iライフログ

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いよいよ明日から仕事という人も多いのではないでしょうか。

年が明けてから「記録をする」ということについて2つのエントリーを書きました。

未来の自分のために日記をつける – Day One
情報を貯める仕組みをつくる – 『情報は1冊のノートにまとめなさい』

自分の時間を記録する

年明けのテンションが高いタイミングに自分のための「プラットフォーム」を作るということで紹介してきましたが、今日はその最後。「自分の時間を記録する」ことについて。

スマートフォンにソーシャルメディアなど、誘惑に囲まれているわたしたちは、意識をしないとあっという間に時間を浪費してしまいます。ハッと気づいて慌てて本来するべきことに戻るものの、しばらくするとまた別のものに時間を取られて…とならないために、自分の時間を記録することが大切です。

ドラッカーは『経営者の条件』の中で、「汝の時間を知れ」というテーマでまるまる一章を割いています。この本は『経営者の条件』というタイトルがつけられてしまっているので「自分には関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、原著は「The Effective Executive: The Definitive Guide to Getting the Right Things Done」となっていて、誰でも手に取りたくなるようなタイトルだということがわかります。

ちなみに、この「汝の時間を知れ」については『プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))』にも収められているので、ご存じの人も多いでしょう。

この中で自分の時間を記録することについて、こんなことが書かれています(この引用は今は市販されていないドラッカー選書の『新訳 経営者の条件』のものです)。

知識労働者においては、時間の有効利用と浪費の違いは、成果と業績にかかわる問題である。したがって、エグゼクティブが成果をあげるための第一歩は、現実の時間の使い方を記録することである。

では、どうやって記録すれば良いかというと、同じくドラッカーはこんなことを言っています。

時間の記録の具体的な方法については、気にする必要はない。(中略)重要なことは、記録することである。しかも記憶によってあとで記録するのではなく、リアルタイムに時々刻々を記録することである。

というわけでiライフログ

とは言ったって、リアルタイムで記録なんてどうすれば良いんだという人もいるかもしれません。

昨日も少し触れた『人生は1冊のノートにまとめなさい』を応用した方法では、リアルタイムでというのは難しいかもしれません。Day Oneのエントリーでも紹介するように、良いとはわかっていても、手間がかかるものであれば誰しもやりたくなくなってしまうもの。

そこで自分が使っているのが無料のiPhoneアプリiライフログです。

iTunesのページのスクリーンショットを見るとわかるように、画面にはたくさんのアイコンが並んでいて、記録を始める時はアイコンをクリックし、終わったら保存をするか、次のログを残すために別のアイコンをクリックすれば自動的に前の記録はログとして保存されるというもの。

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この画面にどういう項目を並べて、どういうアイコンにするかは、自分で設定ができます。その他の設定項目としては、ログの保存先としてのEvernoteやGoogleカレンダーについて細かい設定ができます。

正直なところ最初の項目とアイコンの設定やEvernoteの設定などは少し手間がかかるかもしれませんが(ほんの少しですが)、一度設定してしまえば、iPhone上でログを確認できる他、それをEvernoteやGoogleカレンダーでも見られるので、ログを見直すのも便利。

継続して時間の記録をとり、その結果を定期的に毎月見ていかなければならない。最低でも年二回ほど、定期的に、三、四週間記録を取らなければならない。そして記録を見て、日々の日程を再検討し、組み替えていかなければならない。(中略)時間の使い方は、練習によって改善できる。しかし、時間の管理にたえず努力しないかぎり、仕事に流されることになる。

と、ドラッカーも言っているとおり、ログを取ることだけではなく、そのログを見返して、見直さなくてはいけません。見直すための3、4週間分のログが手帳にずらっと並んでいるものであれば、ちょっと躊躇してしまうかもしれませんが、Googleカレンダーなら使いやすいように印刷して、見直すことができます。

時間の使い方は、練習によって改善できる」というドラッカーの心強い言葉を実践するために、iライフログはオススメです。

photo credit: Calsidyrose via photopin cc

未来の自分のために日記をつける – Day One

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新年が始まると、誰でも新しいことに挑戦したくなります。

日記はおすすめ

その中のひとつに(きっと毎年)挙がるのが「日記をつける」こと。

最近文章を参考にするために読んでいる荒川洋治氏の『日記をつける』には日記は「書く」のではなくて「つける」ものだとして、こんなことを書いています。

「書く」は、書いた文字がそのときだけそこにあればいいという、どちらかというとそういうものであるのに対し、「つける」は、しるしをつける、しみをつける、がそうであるように、あとあとまで残す感じがある。いつまでも残るように記すこと。これが「つける」なのだと思う。だから日記は「つける」のだ。

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日記は自分にとってお気に入りのテーマのひとつで、過去のブログを「日記」というキーワードで検索しても、いろいろと出てきます。例えば、こんなの。

自分自身を振り返るためのきっかけになる一冊 −『仕事日記をつけよう』
『日記の魔力』

自分自身も去年から高橋書店 3年卓上ニューダイアリー(これの2013年版)を使っていて、この1月から2周目(2年目)に入りました。

1年目は途切れ途切れでつけていない日もありましたが、2周目に入って、去年の今頃の日記を読み返すとこれが本当に面白い。そうなると俄然、日記をつけるモチベーションが高まります。

以前に紹介した「質問から始めよう – 『しつもん上司術』」の「成長を加速させたいとき」という項目の中で、こんなことが書かれていました。

 部下の成長をサポートするには、先の目標を見据えるだけでなく、ときに振り返るしつもんも効果があります。
 人は無意識でいると、なかなか現在の自分に満足するということができません。しかし、自らの成長に気づくと、自信につながり、やる気も出てきます。
 そのために私が使うのは、次のしつもんです。
 「1年前と比べると、どんな成長があった?

日記をつけていれば、ひとりでこの質問に答えることができます。昨日食べた食事も忘れるようなわれわれは(え、一緒にするな?!)、1年前のことなんてうろ覚えもいいところ。そんな時に日記をつけていると、たった数行でも鮮明にそのときのことを思い出すことができます。

つまり、日記とは「未来の自分のためにつける」ものと考えても良いのかも。

とはいえ続かない…

そうはいっても忙しくて続けられないという人も多いはず。

そういう人は、気合いを入れてきちんとした日記帳を買ってきてテンションを上げるというのもひとつの手ですが、やはり気軽に始められて、つけ続けられる仕組みを考える方が得策です。

そんな人にオススメしているのがiOSアプリの「Day One」というアプリ。

去年から使っているアプリですが、TwitterやFacebookに投稿するような感覚で気軽に日記をつけられるのがこのアプリの良いところ。

日本語もきちんと入力できて、表示も美しい。できればその日に撮った写真と一緒に記録すると、とてもきれいなので、あとから読み返したくなる気持ちが強まります。

先ほど紹介した『日記をつける』では「天気もつける」ことが紹介されていますが、このアプリを使えば、その日の天気はもちろん気温、そして日記を書いた場所まで自動で記録してくれるので、細かいところまで気を払わなくても、詳しい情報が記録されるのが良いところ。

詳しい機能の紹介などはオフィシャルページをどうぞ。

Day One | A simple Journal for iPhone, iPad and Mac App Store

iOS版以外ではMacOS版のDay Oneもありますので、Appleユーザはこれを機にiPhone/iPad、そしてMacでの日記環境を整備してみてはいかがでしょうか?

photo credit: Audringje via photopin cc