顧客の課題を解決する6つの方法

medium_69508199

プロダクトマネジメントに限らず、ビジネスでは顧客の課題を解決することを常に考えなければなりません。

medium_69508199

先週発行した株式会社スタイリッシュ・アイデアStylish Ideaニューズレターではクリステンセンの『イノベーションへの解 利益ある成長に向けて』に出てきた「片付けるべき用事(job-to-be-done)」について取り上げました。

4798104930

プロダクトマネジメント」というと、製品そのものを使って顧客の課題を解決することを考えてしまいます。ただし、顧客の課題を解決する単体の製品を開発するというのは簡単なことではない上、今の時代、どれだけ素晴らしい製品を開発しても、すぐに競合に真似をされてしまいます。

ネットの記事を見ていると、新製品発売後、程なくしてその製品の分解写真が出回っていることからもわかるように、製品単品で優位に立てる期間は、10年間、20年前に比べて、どんどん厳しくなってきています。

そこで製品以外にも目を向けましょうという指摘が増えています。そのうち、どこかでご紹介する機会がある(はずの)『Ten Types of Innovation: The Discipline of Building Breakthroughs』などは、こういう状況に対処するヒントを得るための良い本です。

1118504240

今日ご紹介するのはオーストラリアのプロダクトマネジメント・コンサルティング会社のBrainmates社のブログに載っていた、顧客の課題を解決する6つの方法です。

Brainmates 6 Ways To Solve A Customer Problem

ここでは顧客の課題を解決する方法として、次の6つの解決策を紹介しています。

  • プロセス・ソリューション
  • 技術ソリューション
  • 販売ソリューション
  • コミュニケーション・ソリューション
  • サービス・ソリューション
  • パートナーシップ・ソリューション

先ほど紹介したように、製品単体ではなく、それ以外の要素も合わせることで顧客の課題を解決できるのではないかという話しで、そのアイデアとして上に挙げた6つが紹介されています。

元のエントリーの解説を見てわかるように、それぞれの解決策は同じレベルではありません。例えば、最初のプロセス・ソリューションは、顧客のビジネスプロセスを見て、課題を突き止め、解決するというもの。元のエントリーでは、

Process is something that we usually don’t consider when trying to solve a customer problem.

と紹介されていますが、私の周りではプロセスで考える人が多いような気がします。プロセス改善という視点から入ってしまうのは、やはり日本人のサガなんでしょうかね。

それ以外を見てみると、サービス・ソリューションは、製品以外に目を向けるという話しの中でよく出てきますね。

面白いのはコミュニケーション・ソリューション。「よく見落とされるが…」という前置きで紹介されていますが、自社の製品をこれまでと違った方法やチャネルを使って伝えていくということ。これだけコミュニケーション方法が多様になっている今では、改めて考えてみると良いソリューションかもしれませんね。

他にもいろいろなソリューションはあるかもしれませんが、手始めにこの6つから考えてみるというのは良いかもしれません。

photo credit: Jitter Buffer via photopin cc

これからの私たちに必要な頭の使い方 – 『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』

medium_3209636742

medium_3209636742

株式会社スタイリッシュ・アイデアでは毎週木曜日に発行しているメールマガジンのうち、メインのコンテンツである「アイデアノート」をバックナンバーとして、弊社Webに掲載しています。

アイデアノート

そこで紹介している先週号の内容では、『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』という本を題材にして書いてみました。

4534050909

アイデアノートでは、『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』で出てくる「未来から、より現実的なアクションを考える」という内容を元に、弊社で扱っているシナリオ・プラニングと組み合わせて、未来を見据える手法やその意義について簡単にまとめています。

アイデアノート007「クリティカルに未来を見る」(シナリオ・プランニング005)

実際の内容は上記のリンクを見ていただくのが良いとして、今回取り上げた『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』、とても良い本です。

一読して、これは「これからの未来のために私たちが身につけなくてはいけない頭の使い方」だなぁと思いました。

株式会社スタイリッシュ・アイデアでは、企業や個人が「未来を見据え」、自分の意見を持つということをできるように、シナリオ・プラニングやシステム思考などの手法を用いたり、それら自体をご紹介することに取り組んでいますが、その前提として、まさにこういう頭の使い方の基礎を身につけることは大切ですね。

ここで紹介されていることは、世で言うところの「クリティカル・シンキング」なわけですが、最近になって「ロジカルシンキング」の陰に隠れてしまっていそうな印象があるクリティカル・シンキングを、実際にどうやって使っていくのかについての具体的、入門的な指南書として、とても良い本だと思います。

著者の狩野みきさんのTEDxTokyoTeachersでのプレゼンも参考になります。

世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業
狩野 みき
4534050909

photo credit: betta design via photopin cc

[ad]

PMPに合格しました!

PMP

だいぶ更新が滞ってしまっていましたが、株式会社スタイリッシュ・アイデアのための新たなネタづくりやメールマガジンの発行、セミナーの開催などに加えて、7月に入ってからはプロジェクトマネジメントの資格であるPMPの受験準備のために時間を使っていました。

そして、なんとか合格!

PMP

PMPとは、PMI日本支部によると、

PMP® 資格は、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。

というものです。どちらかというと、「ITの人のための資格」というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、解説にも書かれているように建設の他、さまざまな分野でも応用できる知識体系を元にした資格です。

実際に、わたしも本格的に勉強を始める前は「ITの人のための資格」というイメージがありましたが、今の理解としては「戦略を実行していくためのマネジメントの考え方」という感じでしょうか。

勉強しながら、これまでの自分のプロジェクト経験と照らして、「ああ、あれはああいうことだったのか!」とか「こういう場面では、こういう考え方があったのか!」という形で、自分の過去に突っ込みながらの学習体験となりました。

PMP資格の試験の元となっているPMBOKガイドは「読みにくい」と悪評高く、たしかにそんなに読みやすいものではないのですが(特に翻訳版)、内容はとても面白く、実践でも十分に使える知識体系だと感じました。

実際に、試験対策のために問題集と呼ばれるものは一冊もやらず(買っただけで時間がなかったというのもありますが…)、ひたすらガイドの各プロセスのインプット、ツールと技法、そしてアウトプットが「なぜ、こうなのか」というのを考えながら読み込むことで合格できました。

本によってはインプット、ツールと技法、そしてアウトプットを丸暗記することを薦めているものもありましたが、実際に試験を受けた実感としては、それだけでは解ける問題は多くないと思います。むしろ、本当にわかっているかどうかを問われるような問題の出方が多いので、そういう意味では自分の学習法は良かったのではないかと思います。

ご存じの方はご存じのように、この7月末でPMBOKガイドが第4版から

1933890681

第5版に移行するタイミングです。

1935589679

第4版で受けられるのが7月中いっぱい、しかも第5版はまだ日本語版が出ていないということもあって、試験の予約がなかなか大変だったのですが、なんとか予約することができ、無事に一発で合格することができました。いやはや良かった。

株式会社スタイリッシュ・アイデアではシナリオ・プラニングを中心にプロダクトマネジメントなどを応用して企業のご支援をしていますが、今後はプロジェクトマネジメント・プロフェッショナルとしての体系的な知識を元に、戦略の効率的な実行までを視野に入れたサービスをご提供していけることが可能になりました。

社内におけるプロジェクトマネジメントの導入・普及も含め、「そんな難しいこといいから、PMP取るための勉強法教えて!」というお話しまで、ぜひお気軽にお問い合わせください。

[ad]

1 2 3 4