2013年はイノベーターのための年

medium_410697715

国内外のニュースサイトを見ていると、この時期は「2013年はこういう年になる」という話題が多いですね。

その中のひとつがForbesのこの記事。

4 Reasons Why 2013 Will Be The Year of The Innovator

この記事では、なぜ2013年がイノベーターのための年(the Year of the Innovator)なのかを4つの観点から紹介しています。その4つを簡単に紹介すると、

  1. 企業が今まで以上にイノベーションに関心を持つようになっている
  2. イノベーションに関する方法論が成熟、拡張している
  3. 戦略オプションの管理についての重要性が増している
  4. CIO (Chief Innovation Office)の真価が証明され始めている

最後のCIO(記事では最後のOがOfficeとなっている場合とOfficerとなっている場合の両方がありましたが)の存在は面白いですね。企業としても、コスト削減がある程度行き着くところまで行き着き、次の一手としてイノベーションに関心を持ち始めてきているというところでしょうか。

2点目のイノベーションに関する方法論について、この記事の著者はTRIZを紹介していますが、最近注目されているデザイン思考をはじめとして、方法論自体や、それを説くための書籍なども充実してきています。

特に技術寄りの分野では「今年は○○元年」といったようなフレーズを耳にすることが多いですが、そういう言い方は、単なる煽り文句ととらえられてしまう場合も多々あります。

この記事でも4つの視点は紹介しているものの、それぞれの視点の深掘りはもうひとつというところなので、煽ってると取られかねない記事ではありますが、真剣にイノベーションに取り組んでいきたいと思っている企業が多いのも確かでしょう(取り組んでいるところは、すでにやっているという話しもあるでしょうが)。

そういう流れの中で、2013年は、改めてイノベーションを考え直してみる良い機会なのかもしれません。

TRIZ発想法―お客様や上司からの無理難題をサクッと解決する
本田 秀行

TRIZ発想法―お客様や上司からの無理難題をサクッと解決する
本当に役立つTRIZ―眼からうろこが!12の発明の原理だけでアイデア発想 はじめよう!カンタンTRIZ―頭の片隅にあるアイデアをかたちにする本 ものづくり技術アドバンスト 図解これで使えるTRIZ/USIT TRIZの理論とその展開―システマティック・イノベーション リバース・イノベーション
by G-Tools

photo credit: twid via photopin cc

[ad]

プロダクトマネジメントにおける「インテリジェンス」

Product Management Reviewの方には書きましたが、PMstyleコラムでの「プロダクトマネジメント入門」の連載3回目のテーマは「インテリジェンス」です。

pmstyle-プロダクトマネジメント入門(3)プロダクトマネジメントにおける「インテリジェンス」

Competitive Intelligence』で取り上げられている定義や、『Subject To Change ―予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る』で登場してくる話題などを取り上げながら、競合や顧客について考えることについてまとめてみました。

この部分は、もっと考えを深めたいと思っているところで、今回の記事をきっかけに、もう少し自分でもいろんな視点から見てみたいと思っているところです。

今回は生半可であることはわかっていながら「デザイン思考」についても取り上げてみました。

デザイン思考は、このところややバブルと言っても良いような状態になっていて、日本語での情報も急に増えてきました。自分の性格からして、こういうタイミングで、そういう分野に手を出すというのはあまり好みではありませんが、デザイン思考それだけではなくて、プロダクトマネジメント全体の中で、どう位置づけられて、どうやって活用できるのかを考えていきたいと思っています。

デザイン思考と経営戦略』の中でも、

だがデザイン思考は方法であって、創造性を生み出す仕組みではない。デザイン思考に入る前にアイデアや思いを持っていなくてはならない。企業活動とデザイン思考の関係は、P&GとGEの例を除いてそれほどめざましい効果はなく、最近では失望の声すら上がっている。しかし、その批判は企業活動において、デザイン思考の使い方が間違っていることに由来する。

と書かれていて、デザイン思考が「方法」であることがはっきりと述べられています。

例として出てくるGEなどは、最近出た『リバース・イノベーション』でも登場してきますが、イノベーションにかなりの重点を置いて企業活動を行っていることからわかるように、いくら優れた方法でも、それを企業活動に定着させるための仕組みはきちんと構築し、浸透させていくプロセスが必要になるでしょう。

ただ、頭と口だけでわかってつもりになっていても意味がないので、ちょうどありがたいタイミングで開催される「未来をつくるワークショップシリーズ」に参加しようと考えているところです。

【参加者募集】未来をつくるワークショップシリーズ 第1回 未来の「初対面」をデザインする – Think Social Blog

またワークショップ参加後に、感想などはシェアしますね!

デザイン思考と経営戦略
奥出 直人
4757122942

[ad]