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「タイムマネジメント」の戦略と戦術

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以前に「タイムマネジメント」という幻想というエントリーを書いて、直接、あるいはメールでいろいろと反応をもらいました。基本的に、この考え方は今でも変わってないのですが、この時期に自分のblogを読んでない人から、また同じ質問を頂きました。

「やりたいことをやるのは、簡単だよ。寝なけりゃいい」と答えて、「ぎょ」っとされたことが何度か。実際、7月後半くらいから「仕事やりつつ睡眠時間を削ってやりたいことも全部やるキャンペーン」なんてものを勝手に実行していましたが、最近、とうとう心身ともにボロが出てきたので、オススメしませんし、自分でもやめます、こんなの。

ちょうど、ちょっと前のInformationWeekにこんな記事が載っていました。

・InformationWeek Weblog: Getting Things Done
http://www.informationweek.com/blog/main/archives/2005/08/getting_things.html

なるほど、面白いですね。(丁寧には読んでないんですが…)

こうなると、「タイムマネジメント」というやつは、戦略と戦術の両方の観点から見ないといけないような気がしてきました。

トム・ピーターズは『ブランド人になれ!』の中で

すこしでも時間が見つかると、あれもこれもと手を出すヤツがいる。仕事も遊びも細切れにしかできないヤツがいる。どうでもいいことに忙殺されて、時間が足りないとぼやいているヤツがいる。大馬鹿者!時間を大切にして、はじめて時間はできる。

と書いていました。

一方、InformationWeek Weblogのエントリー中に、

Because, in real life, there aren’t enough hours in the day to do everything you should do. And the most important things in your life aren’t always the most important things you have to do that day. Some days, y’know, you just gotta do laundry.

トム・ピーターズの言うように、手当たり次第にやるわけにはいきませんが、InformaitonWeek Weblogにあるように、自分にとって大切なことばっかりをやるわけにもいかない。(じゃあ、洗濯はどうするんだ?となる)

自分が以前に書いたように、タスクマネジメントととして、自分が手をつけなくてはいけない大事なことを選別することは大切です。単に、目の前にあること、自分がやりたいことを何でもやるというのでは、時間がいくらあっても足りない。これは確かです。同時に、GTDの方法は、毎日山ほどあるタスクをさくさくとこなしていく方法としては有効だと思います。(自分もきちんと読み切れていないので、勘違いがあれば突っ込みお願いします)

なので、InformaitonWeek Weblogのエントリーのように言ってしまうのではなく、自分の大切なことを見極めて、それを毎日のタスクに組み込み、そうでないものはなるべく時間を取られないようにするという「戦略」を立てた上で、それだけでは対処しきれない毎日のタスクをGTDや他のいわゆる時間管理術などの「戦術」を使って対応していく。この両輪が必要で、このふたつを常にいったりきたりして見直していくのがいいのかもしれませんね。

というわけで、タイムマネジメントの戦略と戦術を立てるには『7つの習慣』か『TQ』を戦略用に、『仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法』を戦術用に読めば良いかもしれません。

(しかし、『仕事を成し遂げる技術』は翻訳が読みにくい上に、意外と量が多い。洋書を読めばいいんでしょうけど、いずれにせよ、毎日をシンプルにする方法を知るために意外と時間がかかるというのは、なんだか羊頭狗肉のような気もしてしまいますね…。InformaitonWeek Weblogのエントリーでも似たような突っ込みがありましたが)

2 thoughts on “「タイムマネジメント」の戦略と戦術

  1. リクエストに答えていただいたようで、ありがとうございました。”Getting Things Done”も読んでみました。「大きな仕事の細分化」はいいアイディアですね。ひとつの大きな仕事を目の前にタメイキをつくのではなく、いくつかの仕事の集合体と考えて(ひとつが終わった、では次に)と進めていけたら少し気持ちが軽くなりそう。でも(あれれ?)と思ったのが、「to-do listを置いといてでもやらなければならない重要な仕事がある→大丈夫。ちゃんとリストに載っている。多忙を極め、週末にはバケーション→でも大丈夫。バグのことはto-do listにまだちゃんとある」のところで思ったことだけど、彼の時間管理とは「基本的な優先順位は決めてるが、さらに優先するものがあれば、to-do listに入れておいて、タスクが終わり次第取り掛かる」ためらいなく”doesn’t matter”で先送りする、そして常に仕事の量が整理されないようなイメージがするのはわたしの誤解なのでしょうか?

  2. komarinさん、こんばんは。

    お返事、かなり遅れてしまいました…。

    “Getting Things Done”も読んでみたとは素早い。そしてコメントも鋭いですね。

    自分がGTDにはまりきれない理由もまさにそこです。なんとなく根本的な解決になっていないような気がするんですよね。ちょっと、まだ完全に読み切っていないので、きちんと読んでみようと思います。

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