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ドトール鳥羽博道のことば

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たまった新聞の片付けをしながら、「私の履歴書」に載っていた株式会社ドトールコーヒー創業者の鳥羽博道氏の記事を切り抜いていた。

この連載を読んで、ドトールに対する印象がガラッと変わりました。恥ずかしながら、鳥羽博道氏のこともほとんど知らなかったけど、こんなに面白い人だとは。

今日は印象に残ったことばをメモとしていくつか引用。

■しっかりしていることは…
2009年2月5日の日経朝刊から。

当時17歳で、ある喫茶店の引き継ぎを行っていた鳥羽氏。売却相手は年配の芸者さんで、全ての引き継ぎを終えた後、彼女は真顔になり、居住まいを正して鳥羽氏にこう言ったそう。

鳥羽さんはまだ若いのに、とてもしっかりしています。でも、周りからそう言われるがために、自分自身を小さくしてしまうかもしれませんので、気をつけなさい。

鳥羽氏も書いていますが、自分もこれを読んでぐさっと来た。

最近考えていることのひとつに、世の中はここで出てくるような「しっかりした堅実な人間 vs. 大胆に大きな手を打つ人間」という、一見、矛盾するような性格を、ひとりの人間が持ち合わせなければならないことがあって、そういう場面でどういう指針を持って行動すべきなのかということ。

きっと、完全な二者択一ではなく、山本真司さんの『30からの成長戦略』の中にある「着眼両極・着手単極」(参考:山本さん講演会など)という意識が必要なんだろうなぁと、改めて鳥羽氏の私の履歴書を読みながら思っていた。

■使命
2009年2月7日の日経朝刊から。

19歳の頃勤めていた鈴木コーヒーで、直営喫茶店の店長を務めることになった時に、彼が考えたこと。

私は最初に「喫茶業が世に存在する意義とは何か、何の為に喫茶店はあるのだろう」と考えた。戦後間もないこともあり、世の中は混沌とし、都会に暮らす人々は心身ともに疲れている。私が出した答えは「一杯のコーヒーを通じて、人々に安らぎと活力を提供する事が喫茶業の使命だ」という事だった。この時自分に与えられた使命を感じた。

■日々全力で
2009年2月13日の日経朝刊から。

最後にひとつ。24歳でドトールコーヒーを創業したが、最初はなかなか軌道に乗らず、悩みに悩んでいた日にはっと気づいたこと。

潰れる、潰れると思うから心が萎縮して思い切った仕事が出来ない。明日潰れてもいいと思えば何でもないじゃないか。今日一日、体の続く限り全力で働こう

1937年生まれとのことなので、既に70歳を超えているわけだが、大いに元気をもらってしまった。

検索してみると、新しいところでは、日経ビジネス人文庫から著書が出ている。

ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記
鳥羽 博道
4532194571

ぜひ読んでみよう。

関連エントリ
『30歳からの成長戦略 「ほんとうの仕事術」を学ぼう』
続・『30歳からの成長戦略』

One thought on “ドトール鳥羽博道のことば

  1. はじめまして。
    ドトールの鳥羽社長の話はもう25年ぐらい前に聞いていました。
    (ヨーロッパ旅行で現ドトールのアイデアを得た話)

    昔は買い物帰りに「ちょっとコーヒーが飲みたい」と思っても
    適切なところがなかったので、ドトールが出来た時には「ナイスなアイデア!」と
    驚きました。

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