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“パッケージ化”された言葉

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平日、毎日楽しみに読んでいるメールマガジンに「「顧客の専門家」マインドリーディング入門」があります。

毎日お昼前後に届くので、これがメールボックスに届くと「おっ、お昼か」と反応します。(バックナンバーは「デイリーブログ『マインドリーダーへの道』」にも載っています)

毎回参考になる内容で、このblogで紹介したいネタもたくさんありますが、今日は本日配信分の下記のエントリーが面白かったので取り上げてみます。

・ナレッジマネジメントの「コロンブスの卵」
http://www.mindreading.jp/blog/archives/200711/2007-11-05T1044.html

今日はカルビーでの営業支援システム(SFA)の話でした。SFAが良いのはわかっているけど、通常の使い方では、営業担当者が得た情報を入力するための負荷(時間)が高すぎて続かない。そこで編み出された解決策が、

  • 半自動化できるようなものはそうしてしまう(商品情報を携帯から入力)
  • 営業担当者以外の人ができるようなものはそうしてしまう(コールセンターに連絡してコールセンター側で入力)

というものだったようです。(これだけだとわかりにくいと思うので、詳しくは上記のエントリーを読んでください)

確かにITシステムの導入なんかでは、よく言われるような話ですね。よく言われるような話でありながら、よく起こってしまうのは、隠れている「なぜ?」を掘り起こし切れていないからなんでしょうね。

「ナレッジマネジメントは良いことだ」
「SFAを導入すれば情報共有が促進される」

というような、一見わかりやすいことを言われると思わず納得してしまいますね。こういう”パッケージ化”された言葉を聞くと、その裏に隠れている「なぜ?」を考えなくなってしまいます。

例えば、「ナレッジマネジメントは良いことだ」の裏に隠れているのは、「なぜ、ナレッジマネジメントは良いのか?」とか「なぜ、ナレッジマネジメントをやるのか?」というような質問ですね。今回のカルビーの場合だと、後者の「なぜ、ナレッジマネジメントをやるのか?」ということを考え続けていくと、「別にデータの入力は営業担当者じゃなくても良いんでは?」ということに行き着いたということでしょう。

こういう”パッケージ化”された言葉は、企業向けでなく、個人向けでも「MBAを取れば将来は安泰だ」「英語ができれば出世できる」というような形で、知らず知らずにはびこっているような気がします。(もちろん、MBAを取ることや英語を勉強すること自体は良いことだと思いますよ)

“パッケージ化”された言葉は聞く方はもちろん、言う方にとっても心地の良いものなので、安易に使って思考停止になっていないかどうか、きちんと自分でチェックしないといけないですね。(自分も果たしてできているかどうか…)

ちなみに、「「顧客の専門家」マインドリーディング入門」の松尾さんとはお会いしたことがないのですが、松尾さんが講師をされているマーケティングの学校に以前通っていたことがあったり(松尾さんのクラスではありませんでしたが)、松尾さんが既に修了されている編集学校で現在格闘中(「破」です)だったりと、実はかぶることが多いんですよね。

脱線してしまいましたが、これからも楽しみに読んで、自分のblogでも取り上げていってみたいと思います。

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