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「事実」と「意見」の峻別

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日経ビジネスオンラインに載っていた「営業力が飛躍的に高まる」という記事が面白かった。

・営業力が飛躍的に高まる (ビジネス基礎体力):NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20070626/128389/?P=1&ST=sp_office

毎週水曜日の朝、サイバーエージェントのインターネット広告事業本部(東京本社)では、総勢130人の部員全員が、10分間の「小テスト」を受ける。内容は、「Yahoo!」や「mixi」などのネット広告媒体に関する基礎知識を問うものだ。これらに広告を出したい顧客から媒体についての質問を受けた時に、最新の数字や情報をすぐに答えられれば、信頼を得て契約につながりやすい。華麗な売り文句より、自分たちが取り扱う商品知識をきちんと理解することで売り上げアップを狙う。そのためのトレーニングである。

これは営業担当者だけではなくて、どんな社員でも、あるいは仕事だけでなくて、プライベートでも実践してみると有益だと思う。

仕事というのは、大抵の場合、ある分野に特化した作業を比較的まとまった時間続けることになる。

そうすると、もちろん本人の努力にも依るけど、だいたい数ヶ月で何となくその分野のぼんやりとした枠が見え始め、それこそ数年もやっていると、その分野に携わってない人から見れば「プロ」と呼ばれても良いくらいになる。「プロ」は極端かもしれないが、少なくともある分野のことについては全体像が見えるくらいになっているだろう。

そうなってくると、その分野や業界で起こっていることを、何となく「感覚的に」わかってしまうようになっている。良くも悪くも。良く言えば「直感的にアタリがつくようになる」のかもしれないが、下手をすると思いこみのまま理解してしまっていることになっているかもしれない。

例えば、「やっぱ○○社って、調子良いよね」とか、「最近○○社が一気に伸びてきたよね。もう○○社のシェアってやばいんじゃない?」というような感じの会話や、自分の脳内での勝手な理解をしてしまっていることってないだろうか?

必ずしもこういう姿勢が悪いわけではないが、「それって実際に本当なんだろうか?正確な数字でも、本当にそう言えるんだろうか?」という問題意識は、頭の片隅にでも常に持っておかなきゃいけないと思う。

毎回調べているとそれはそれで面倒だし、ともすれば無駄だけど、「これは今までの知識と経験の蓄積で判断していて、正確な数字とは違うかもしれない」という意識を持って、定期的に調べれば良いと思う。

投資をやっている人なら読んでおいて損はない「10秒で読む日経!」というメルマガがある。(日経をネタにしたメルマガは多くて玉石混淆だけど、これは良いと思う)

そのメルマガの今日の配信でこんな言葉があった。

投資に限ったことではないが、ものごとを正確に判断するに大事なのは「審議を尽くすために延長する」とか「プライベートエクイティが人気」と言った「意見」は無視して、「審議しない」とか「経営陣が持株を売却」という「事実」だけをとりだして、「事実」を基に判断すること。

・10秒で読む日経!視点が変ると仕事や投資の種になる[まぐまぐ!]
http://blog.mag2.com/m/log/0000102800/108702195.html?c=new

著者の方が「投資に限ったことではない」と書いているように、「事実」と「意見」を判別する姿勢というのは、ついつい忘れがちだけど、とても大切だなぁと思った。

というわけで、サイバーエージェントのインターネット広告事業本部のように、自分も心がけて「小テスト」を自分に課していこうかな。

photo credit: MC =) via photopin cc

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