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六花亭に学ぶキャリアデザイン

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先週の土曜日、久々にテレビを見た。見たのは「21世紀ビジネス塾」今回六花亭製菓の社長に聞く「社員掌握術」のお話。なんと六花亭製菓には人事部がない。人事も、評価も、採用もすべて社長がやっているというのだ。そういう話の中から、なるほどと思った点を2点。

本題に入る前に余談。この21世紀ビジネス塾のサイトは秀逸。番組の台本がすべて載っているので、たとえ番組を見られなくても、その詳細な内容はもちろん、大まかな雰囲気までサイトでつかむことができる。こういう情報提供というのは素晴らしい。

さて、いよいよなるほどの2点。

まずは「晴れ舞台を作る」というところ。この会社ではとにかく社員の功績を評価する。年に2回の盛大な表彰式だけでなく、毎月、賞をもらうに値する人たちを集め、寿司とワインでもてなし、更に15万円のボーナスを支給するという。これだけだと「社員を積極的に評価する会社だ」で終わってしまうが、六花亭は更に上をいく。

例えば、今回の番組で紹介されていた女性は、繁忙期にもかかわらず、仕事よりも地元で開催される盆踊り大会のリーダーとして、1ヶ月間、会社のチームを引っ張ってきたことが評価され表彰されている。表彰された彼女は「実はまだ仕事で認められた事がないので、そういう事でしか認められてないので、本当に次は仕事だなと思いますけれど…」と言う。そして、彼女の職場での勤務態度が以前に増して積極的になったそうだ。

この人事、絶妙である。もちろんこの会社でも特異な例に入るものなのかもしれないが、このような評価をできる社風が素晴らしい。どんなに名高いビジネス書を読んでも「盆踊りのリーダーをやった社員を表彰しろ」とは書いていないだろう。いわゆる「常識」にとらわれない、自由な発想で会社を動かしている点が素晴らしいと思った。

もう1点は「売上目標を定めない」という点。なぜ売上目標を決めないかの直接の理由は語られていないが、それに近い言葉はこうだ。

決して売上目標ありきでもないし、仮に売り上げが悪ければ、それはお菓子がまずいんです。お客様が信じてくれるかどうかっていうのは結果ですから、その事をどう受けるか、おいしいお菓子を作る事が最大の目標。

この売上目標を決めるのではなく「おいしいお菓子を作るのを最大の目標とする」のは、いわゆる個人の「キャリアデザイン」でも同じことが言えるのではないか。

以前にorkutとnetworkingという偉そうなエントリーを書いたが、その際にありがたいコメントを頂いたのが株式会社ゆびとまのkwamaさんだ。(kawamaさんに事前に許可を頂いていないので、お名前も含めて、なんとなく奥歯に物の挟まった物言いになっているのはご容赦を) kwamaさんとはその後メールでやり取りをさせて頂いている。

最初のメールのやり取りで、kwamaさんのnetworkingへの、そしてゆびとまへの熱い想いを聞くことができ大いに刺激になった。こういう情熱を持って仕事をやっている人は強いなぁと思う。自分のやっている仕事に対して、一本筋が通っている。

仕事をやっていれば、個人の業績だったり評価が気になるのは当然のこと。ただ、それがゴールではないということを強く認識しなければいけないだろう。ゴールは仕事ではなく、詰まるところ「自分が何をやりたいか」「自分はどこに向かっているか」なのだろう。そして、以前に書いた楢木さんの言葉「自分の側に軸を持て」というのは、このことを言っているんじゃないんだろうかと、最近身を持って思い知っている。やっと楢木さんの言葉が、実感として自分の中に染み渡ってきた。

目先の通過点に目を奪われるのではなく、自分のゴールを見据えて進む姿勢を持っている人は強いなと思う。六花亭の社長のやり方も然り、kwamaさんの仕事への情熱も然り。

そして自分もまたそう在るために、日々歩んでいこう。

最後に、いくつか参考文献のようなもの。インスピレーションを頂いたリンクを。

・21世紀ビジネス塾
http://www.nhk.or.jp/business21/
→既に上で書きましたが、良い番組。そしてよくできたサイト。

・株式会社ゆびとま
http://www.yubitoma.co.jp/
→とにかく面白い会社。自分がインターネットを始めた頃に、そのアイディアに衝撃を受けた。これからどう動いていくのか非常に楽しみ。

・「就活」中の学生へ
http://mojix.org/2004/02/22/
→いつも楽しみにしているZopeジャンキー日記のちょっと前のエントリーから。これを読んで、自分の就活は間違ってなかったなぁという気がした。そんな話はまた気が向いたときに。

One thought on “六花亭に学ぶキャリアデザイン

  1. ピンバック: Zopeジャンキー日記

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