Home » 仕事 » 行きつけ力

行きつけ力

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

飲み物と言えば、そりゃもうアルコールが入ってるものが好きだけど、ノンアルコールなら迷わずコーヒー。

最近は胃にくるようになってしまったので(年か…)、そうガブガブは飲まないようにしてますが、ブラックで一日数杯は飲んでいる。平日、あまり時間がない時はインスタントコーヒーを飲むことがほとんどだけど(また今度書きますが、インスタントでも香味焙煎はいい!)、時間がある時や休日は自分で豆から淹れることが多い。なので最近とっても欲しいのは、月兎印のホーロースリムポット。(誰か買って下さい)

pot.jpg

とはいえ、あまりコーヒーは詳しくない。自分で淹れるようになったのも最近だし、今でもあんまり難しいことはわからない。そんな自分でも徐々にコーヒーのことがわかるようになってきたのは、コーヒーを教えてくれる人がいるからだ。それは、地元にある喫茶店のマスター。休日にふと立ち寄って飲みに行ったりすると、これが挽いたばっかの豆で、これが数日経った豆。これがローストしたばかりの豆で、これが数日経った豆。これが、○○の豆で、これが○○。こういうブレンドをすると…。というように「講義」が続く。それでも自分が頼んだ一杯分の値段しか取らないんだから、いくら感謝しても感謝しきれない。

そもそも、そのマスターにコーヒーを教わるようになったのは、何度かそのお店で豆を買ったからだ。いつもは近くのデパートの中で買ってはいたが、なんとなくその喫茶店が気になっていた。ある日、思い切ってその店で買ってみた。そしたら、今までのところよりも美味しかった(と感じただけかもしれないが)ので、次もそのお店で、同じ豆を買った。そうしたら顔を出しただけで、「豆ですか?○○でしたよね?」と覚えていてくれたのだ。決して客が少ないお店ではないのに、そうやって自分のことをちゃんと認知してくれているというのは嬉しい。調子に乗って次もそこで買うと「○○も飲んでみると面白いよ。今度は中で飲んでいきなよ。教えてあげるから」となって、受講に至ったのだ。

自分が取り立てて言うまでもなく、何事も継続的に繰り返すということは大切だ。勉強にしても、仕事にしても、趣味にしても、上達するためには繰り返すということが重要である。(上達するのが目的じゃない!となると、少し話は違ってくるかもしれないけど、それは置いておこう)ただし、ただ漫然と繰り返しているだけではダメだ。毎日必ず腕立て伏せを2回しているというのは、すごいとは思うけど、恐らくあまり効果的ではない。それは継続というよりも、単にマメなだけだ。(もちろんマメだということはとても大切なことだとは思います)

もし継続的に実力を伸ばしていきたいと考えるなら、継続していく中で「質の変化」というものを意識していかなくてはいけない。自分が、その喫茶店のマスターと親しくなれたのも、初回彼が覚えてくれていたことに感動し、買いに行くたびに少しずつ色々なことを話していったからだ。(豆の種類について聞いたり、ローストの時期によっての味の違いについて聞いたり)そうすることで、彼と自分との間に質的な変化が生じ、今に至る。

飲食店に限らず、行きつけのお店になると、一見の客とは違うサービスを受けられることが多い。それはまさしく「質の変化」だ。それはメニューに書いていないものを出してくれるとか、まだ世に出回っていない商品を買えるなど、色々な形で表に出てくる。それを最近の「○○力(リョク)」という名付けかたに倣って、「行きつけ力」とでも名付けてみようか。

お店との関係や人間関係だけでなく、日頃の個人的な活動でも同じで、自分の実力の変化に応じて、同じ一定量の力のかけ具合でも、少しずつその中身を変えていかなくてはいけないだろう。初心者の時の勉強の仕方と、中級者の時の勉強の仕方は同じであってはいけないだろう。同じく、一年目の時の仕事の仕方と、二年目の仕事の仕方は同じであってはいけない。

「己を知る」というのは、現在の自分と目標とのギャップを認識するためにとても大切なことだ。それに加えて、今、自分がどの段階にいて、その段階の自分はどのようなエネルギーのかけ方をしなくてはいけないのか、ということを知るためにも、自分の今の立ち位置を知るということはとても大切だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>