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情報収集について [2]:onとabout

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遅ればせながら情報収集ネタ。ただし、我ながら凡庸なネタ。

今年になって英語を教えていた時も質問があったのだが、日本語の「~について」に相当する英語の前置詞でonとaboutの違いを尋ねられた。もちろん言語だから、ここら辺は使い手の趣向に左右されやすい部分ではあるだろうけど、一般的に言うとこうなる。

例えば”a book on/about language”というフレーズの違いはというと、onの方はすごく専門的。この例で言えば言語学の本なんかになるだろうか。aboutになると、もっと気楽な感じの本でエッセイっぽいものが想像される。

つまり、onというのはピタッとくっついた感じから「深く狭く」というイメージがあるののに対し、aboutというのは「約」という訳語があったりするみたいに「浅く広く」のイメージがある。

で、本題。情報収集においても、この差をきちんと見極めないといけないなぁということ。(ほら、凡庸?c)

何かを調べるのにonでいくのか、それともaboutでいくのか。この方向性をきちんと見定めないと、正しいゴールに行き着かない。調べた結果どうすることが求められているのかで変わってくるだろう。例えば、仕事で明日までに何かをまとめなくちゃいけないとなった時、これは完全にaboutな方向性だ。

そんなの当たり前だろうという話もあると思うが、意外とここら辺が理解されてないんじゃないかと思う時がある。明日までに仕上げなくちゃいけないものを、本当に細かい部分からやり始めて、ずっとそこにこだわっていて、気付いたら〆切に間に合わなかった。そんな人は周りにいないだろうか?

いざ調べ始めると深く突っ込んでいきたいのは当然だろうが、求められているのはそうではない。それを認識できているだろうか?

当然、onとaboutでは調べ方も変わってくる。個人的に、onは「書籍」、aboutは「ネット」という切り分けがある。もちろんネットにも書籍に匹敵するようなサイトはいくらでもある。(例えば太田秀一氏のCIO-cyber.comなんかは圧巻)ただ、ある分野の概要や歴史、動向なんかをザッと調べるのはネットに分があるだろう。

ネットで概要をつかんで、曖昧ながらも輪郭が見えてきたらamazonあたりに行って、その分野の書籍を検索する。ここからがonの作業だ。ネットである程度概要を見ていると、その分野に強い出版社だとか、著者なんかも見えてくるだろうから、いきなりamazonに飛び込むよりもはずれがない気がしている。

最後に、onとaboutで何よりも大切なのが、自分はどちらの傾向が強いか知ることだ。仕事のための情報収集程度なら、目的が明確だから問題はないだろうが、自分のための勉強となった時に、これをきちんと明確にしておくべきだろう。

仮に自分はabout寄りの人間なのに、周りがonが良いと言うから、雑誌にon寄りのやり方が書いてあったからという理由で、onの情報収集、勉強のやり方をしてしまったら最悪だ。もちろん勉強をしていくと、結果的にonの方向に進んでいくことになるだろうが、そこに達するまでにどうやって進んでいくか。それは明確にしておきたい。

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